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7.5点(レビュー数:4人)

作者佐原ミズ

原作孔枝泳

巻数1巻 (完結)

連載誌週刊コミックバンチ:2008年~ / ---

更新時刻 2012-11-17 19:29:46

あらすじ 木曜日、午前十時。それは私たちが生きることのできる唯一の時間......。
3回の自殺未遂を繰り返したピアニスト樹里は、叔母に連れらていった拘置所で無差別殺人を犯した死刑囚・佑に出会う。母との確執、弟の死......。互いに激しい反発心を抱く二人は、心に大きく深い傷を持つ。やがて二人は......。映画・原作ともに大ヒットを記録した純愛劇を、完璧なまでの美しい世界観で佐原ミズが描き切る----。

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私たちの幸せな時間のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

5点 勾玉さん

海外のアニメフォーラムでやたら高評価を得ていたのが気になり読んでみた漫画。

うん、非常に美しい物語だと思う、
一巻でよくまとまってるし、考えさせられる部分もある。
しかしながら、男女がお互いの不幸な身の上によって
惹かれあう物語は巷にいくらでもあり
この物語はそれが死刑囚という特殊な設定に置き換わっただけのようにも感じる。

コミックスの裏表紙にあらすじが書いてあるが
それを読めば、この物語の大筋と結末は大方の人が予想できるのではないだろうか
故にこの作品は、物語そのものの面白さよりも作中で2人が交わす言葉や繊細な心理描写が
どれだけ読者の心に響くかで評価が変わってくるんだと思う。

残念ながら自分の琴線に触れることはなかったが
この物語が多くの人に評価されている理由は分かる気がした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-17 19:44:18] [修正:2013-03-27 14:27:14] [このレビューのURL]

9点 little-sisterさん

表紙の絵に惚れ、思わず買ってしまいました。



木曜日
午前十時。


三人の人を殺した死刑囚と三度の自殺未遂を図った元ピアニストが唯一会える時間。
たった30分の面会時間を通じて二人が心を通わせていく。



読んでいると自然と涙が溢れてくる。
自分でも何に対して涙を流しているのかわからないのだけれど、涙が溢れてくる。


純愛でした。

二人の想いがとてもきれいなんです。
私の乏しい語彙力では語りきれない魅力がありました。


また人としての行いを考えされられる漫画でもありました。

肉体としての人間を殺すことにより、生まれる”殺人”と言う名の罪。
でも、たとえ法律を犯していなくても、警察に捕まらなくても、”人としての誇りを汚す”この行為は決して人道的とは言えませんよね。
私も自分の意識していない中で、していたかもしれません。




色んな魅力のある作品です。

一度読んでみてください。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-24 10:41:02] [修正:2010-08-24 14:51:23] [このレビューのURL]

9点 トトさん

殺人を犯し、死刑を待つ男性と、人生に絶望し、三度自殺を繰り返した女性の心の交流を描いた傑作。

早く死ぬことを望んでいた二人が、木曜午前10時から30分間の面会時間を通じ、生きることの意味を取り戻していく・・・。

最後のシーンは佐原ミズの美しい絵と交わって、涙が止まりませんでした。

『殺人現場を目撃した人は死刑制度の存続を・・・
 死刑執行現場を見た人は廃止論者へ・・・
 人の出す答えには結局エゴが含まれている』
この言葉が全てを表していると思う。

原作は韓国ながらも、取材の成果か日本の死刑制度にしっかりと踏み込んだ作品。

多くの方に読んでもらいたいな。。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-14 12:56:24] [修正:2009-01-14 12:56:24] [このレビューのURL]

7点 そうすけさん

買った漫画。が、やや後悔。
もちろん絵は綺麗で見やすく、なおかつストーリーの内容とも合っているのだが、その内容が何故か薄く感じて好きになれなかった(小説で読めばもっと深く書いてあるのだろうが)。

ともかく絵は素晴らしいので読んでみてもいいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-09 13:30:10] [修正:2009-01-09 13:30:10] [このレビューのURL]


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