ホーム > 不明 > ウンポコ > 番線 〜本にまつわるエトセトラ〜

8点(レビュー数:1人)

作者久世番子

巻数1巻 (完結)

連載誌ウンポコ:2006年~ / 新書館

更新時刻 2009-11-25 00:45:53

あらすじ 作る人も、売る人も、読む人も、みんなみんな「本」への愛に溢れていました!!
「暴れん坊本屋さん」の久世番子が、写植職人さんや校正さん、国立国会図書館など本に関係の深い仕事をする人達に会いに行ったり、自身の本への想いを描き綴った新感覚エッセイコミック。

シェア
Check

番線 〜本にまつわるエトセトラ〜のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 橙木犀さん

どの章も全部面白いんですが、私自身が共感したり、特に面白いと思ったところについて、レビューします。
?本の貸し借りについて。約200年前の学者さん(誰かは読んでのお楽しみ!)が本の貸し借りのマナーについて、随筆に書き記していたなんて全然知りませんでした!こ〜いうのが古典の授業で出てきたら、凄く楽しかっただろうになあ…。
私自身は「そうだよね〜」「私も私も!」と、この学者さんの考え方にかなり共感しました(笑)
?校正さんの仕事内容。原稿の矛盾点や穴にツッコミをビシビシ入れられて、半泣きになっている作家さん達の様子が浮かんでしまった…。ただ、ここまで詳細に深く作品を読み込んで、原稿の完成度を高めているなんて、脱帽です。

他にも、本にまつわる様々なことが出てきていて、自分の読書環境と照らし合わせて読むと面白い章もたくさんあります。
あと、前作の「暴れん坊本屋さん」よりもBL的な描写が少なく、あってもソフトな表現になっているので、そういうのが気になる人も気軽に手に取れると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-01-27 17:29:00] [修正:2009-01-27 17:29:00] [このレビューのURL]


番線 〜本にまつわるエトセトラ〜と同じ作者の漫画

久世番子の情報をもっと見る

同年代の漫画

ウンポコの情報をもっと見る