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5.5点(レビュー数:2人)

作者薮口黒子

巻数5巻 (完結)

連載誌月刊ヤングジャンプ:2008年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 00:46:04

あらすじ 1560年・戦国時代、落ち武者狩りをして1人で生きていた少年・旭は、どんな僅かな音でも聞き当てる“耳疾し”の能力を持っていた。旭は、幼少期に最強の軍神・長尾景虎(上杉謙信)に言われた「存分に強くなれ」という言葉を胸に、景虎の忍び「軒猿」となる決意をし…!! 戦国乱世を生きた、誇り高き忍び衆――ここに「軒猿」旭の第一歩が刻まれた!

備考 連載中に月刊ヤングジャンプが休刊となった為打ち切りとなった。

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軒猿のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

3点 朔太さん

戦国時代の上杉方忍者群軒猿、武田方三つ者、北条方
風魔の三つ巴戦を中心に、戦記を柱に据えた展開。
ではありますが、戦記物ではたとえば「センゴク」と
比較しますと、命のやり取りの厳しさの点では、
雲泥の差ですね。

妙に現代のヒューマニズムを正しい価値観として
混ぜ込むもんですから、非情な時代背景に現代劇を
持ち込む無茶苦茶なお話になってしまっています。
例えば、戦火にあって敵の忍者が襲ってくるかも
しれない状態で、人の良い主君景虎が部下である
忍者たちに酒を振る舞う場面があったり、主人公
未熟者忍者が主君を呼び捨てにして、それを嗜めも
しない周囲だったり。
いつまでたっても半人前の主人公でも周囲が温かく見守ったり。

「ギミック」でも感じた漫画だから許される感の
違和感は、この作者ならではのものらしく、
私には合いませんでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-08-05 06:02:02] [修正:2017-08-05 06:12:39] [このレビューのURL]

8点 takeさん

まだ序盤も序盤ですが今後面白くなっていく可能性を秘めた漫画
だと思います。以下その理由↓

戦国漫画とは思えないぐらい絵が奇麗です。前作の連載時から
画力の高い漫画家だと思っておりましたが、今作は月間連載と
いうこともあってさらに細かい部分まで描かれているなという
印象を受けます。

戦国の厳しい部分もちゃんと描かれています。なので多少鬱々し
い部分もありますが、このような(困難に立ち向かう)漫画が好き
な方は絶対ハマると思います。

また、まだ序盤なので主人公の忍びはまだまだ未熟者といった
感じです。ですが、周りの忍びのキャラがちゃんと立っているめ
この手の発展途上型の主人公が出す不快感は最小限に抑え
られてると思います。

まだ1巻しか出ていないので興味を示された方は取り合えず手
にとって読んでみてはどうでしょうか。
少なくとも読んで損をするような漫画ではないと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-14 10:03:43] [修正:2009-02-16 23:36:44] [このレビューのURL]


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