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6.5点(レビュー数:2人)

作者Boichi

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:2008年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 00:46:37

あらすじ 表題作の『HOTEL-SINCE A.D.2079-』ほか、『PRESENT』『全てはマグロのためだった』などモーニングおよびMANDALAで掲載された読み切り作品の全てがここに!

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

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HOTELのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 gundam22vさん

SF短篇集漫画。画力はかなりあると思います。「全てはマグロのためだった」が良いですね。抜けている出来かと。
SF、ギャグ、メッセージ全てが凝縮されてる良短編です。ただ他はこれより落ちて読めるかなくらいだと思います。全体的にそこそこは楽しめました。全1巻ものなら薦められる出来だとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-06-16 23:28:10] [修正:2014-06-16 23:28:10] [このレビューのURL]

7点 とろっちさん

良質のSF短編集。
メインとなる短編が5編、さらに各編の間にそれぞれ2ページのショートSFが計4編入っています。


「HOTEL -SINCE A.D.2079-」
人類が滅亡する間際に作られた塔、通称HOTELが、永い年月を過ごす話。
非常に完成度が高くて読み応えのある壮大な物語ですが、さらにより良いものにしているのが
作中で効果的に挿入される「What A Wonderful World」。
この素晴らしき使い方。 聴きながら読むと感慨も倍増。 さらに胸が熱くなります。
高い画力と見事な構成力で余韻まで計算されて描かれた、この短編集の表題を飾るに相応しい作品。

「PRESENT」
これはマジで巧い。 泣けました。

「全てはマグロのためだった」
個人的にはこれが一番好きですね。
作品のスタート地点を敢えて「HOTEL」と同じ位置に設定して、コメディタッチでグイグイ進みながら
ちゃんと別のところにゴールを用意しています。
しかもそれら全てはマグロのためだったw
オチも綺麗。 お見事。

「Stephanos」
短い中にいろいろと仕掛けを凝らしていますが、結局はBASTARD。

「Diadem」
こっちはちょっと銃夢っぽい作品。
後2編は前3編と明らかに方向性が異なるので、好きな人向け。


本格的なSF作品ではありますが、骨太SFと言うよりは「すこし・不思議」程度の感覚で読めるので、
SFが苦手な方にも読みやすいと思います(少なくとも前3編は)。
あくまで作品全体として評価して7点。 ただし幾つかの短編は傑作と言っても良いほどの出来です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-04 01:02:49] [修正:2011-02-04 01:02:49] [このレビューのURL]


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