あらすじ
食べると年齢が変えられる不思議なキャンデーを持った少女メルモが活躍する、幼年向けのファンタジー。
メルモのママは、幼いメルモと弟のトトオを残して交通事故で死んでしまう。
天国のママから、ミラクルキャンディー(赤いキャンディーと青いキャンディー)をもらった主人公メルモが、キャンディーを食べて赤ん坊や大人、動物に変身し、色々な危機を乗り越え、真の大人になっていく物語。
備考
もともとテレビアニメ用に企画された作品で、雑誌「小学一年生」に「ママァちゃん」というタイトルで連載が始まったが、「ママァ」の名がすでに登録されていて使えなかったため、「小学一年生」の1971年10月号から『ふしぎなメルモ』と改題された。
その後、雑誌「よいこ」と「てづかマガジンれお」でも連載が始まったが、「てづかマガジンれお」に掲載されたものは、ほとんど手塚プロスタッフによるもの。
ふしぎなメルモのレビュー
6点 朔太さん
原作を読んだ記憶は少ししかないのですが、再々にわたり再放送されていたであろうテレビアニメでは鮮明な記憶があります。
明らかに幼児や年少者向け性教育を意図されて企画制作されています。
漫画が持つ可能性を限りなく追及してきた、手塚治虫氏の当時としてはとても挑戦的な作品と言えます。
ただし、お下劣にならないよう配慮し過ぎて、現代的にはまるでEテレか教科書的な臭いがします。
当然、時代的背景が考慮されないと不当な評価になるかと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-06-25 07:27:23] [修正:2017-06-25 07:27:23] [このレビューのURL]