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6点(レビュー数:1人)

作者せきやてつじ

巻数13巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2009年~ / 小学館

更新時刻 2010-01-08 12:26:09

あらすじ 「レガーレ」オープン初日。伴に目をかけるバッカナーレの常連・野上社長や、毒舌で知られる料理評論家・永坂俊一など、大勢の客で華やかな賑わいを見せるホール。一方、戦場と化した厨房の中には、パスタ場チーフとなった伴の姿もあった。伴は、年上の後輩・土屋の作ったリゾットが店の味になっていないことから、自分が味付けを代わると言いだし、早くも職場に不協和音が…。

備考 『バンビ〜ノ!』第2部。

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バンビ〜ノ! SECONDOのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 朔太さん

バンビーノ続編です。
先の作品をそのまま継承して、熱烈猪突猛進型主人公の
イタリア料理漫画です。
画に動きがあるので、話の展開にスピード感を感じるのですが、
実はそれほど大きな変化はないのです。
イタリア料理店「レガーレ」の小さな世界で起こる事件で
しかなく、当事者にとって大事件でも、結局読者から
見て井戸の中の小事件なんですね。

特に、当初から土屋と言う店員がトラブルメーカで、
確かに後に異常なくらいの確執に発展するのですが、
冷静に考えて見れば、主人公にとって部下であり
店の誰もが敵になっており、孤立無援の可哀そうな
小物の敵なんです。
気に入らなければ解雇にだってできるのに、
料理勝負!ってなんだっていうのでしょうか。

後半の乗っ取り資本家に対してもそうです。
店の買収に大掛かりな仕掛けをしてくる敵では
ありますが、不法行為でもなく正々堂々と
料理勝負が行われます。
最後は軟禁なんかの犯罪行為もありますが。

全巻を読んだ上での総括です。
先の作品と合わせて8年の連載になり、
せきや氏にとって代表作になったようですが、
画が上手いだけにシナリオ展開で工夫が欲しいところでした。
当人は大事でも他人にはどうでもよい大騒ぎ物語です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-12-13 18:01:30] [修正:2017-12-13 18:04:28] [このレビューのURL]


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