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5.83点(レビュー数:6人)

作者きづきあきら

原作サトウナンキ

巻数3巻 (完結)

連載誌Webスピカ:2007年~ / 幻冬舎

更新時刻 2010-09-17 08:50:23

あらすじ 貧乏子沢山の家に生まれた高校3年生のめぐり。家計は苦しく進学は諦めたものの、就職先も決まらず、進路を悩んでいた。そんな夏休みのある日、めぐりは随徳寺の跡取りである信玄との縁談を持ち掛けられる。檀家の信頼も得て、めぐりは高校卒業と同時に信玄と結婚して随徳寺に引っ越した。
信玄と仲睦まじく暮らしていためぐりだったが、新婚早々に信玄は不慮の事故で帰らぬ人となってしまう。
檀家総代会はめぐりを「信玄の代わりの随徳寺の跡取り」と再婚させることを提案。ある意味人格無視のこの提案に信玄の弟・一円は猛反発する。かくして、めぐりは随徳寺の跡継ぎ問題に巻き込まれ翻弄されていく……。

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まんまんちゃん、あん。のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

1点 asd5さん

うーん、皆さん割と評価されてるようですが、私には合いませんでした。
下の方の言葉を借りますと、この作者の「毒気」を期待して読んだのに、そういう路線じゃなかった。
「昼ドラ」ということは女性向けの面白さなんだろうか? わかりませんが…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-26 11:12:05] [修正:2013-01-26 11:12:05] [このレビューのURL]

6点 limolimoさん

かわいらしい絵とは裏腹に中身はドロドロ。住職さんのドタドタコメディかと思ってたら大間違いだった。先の読めない展開でどうなるか予測できないのでありきたりなラブコメに飽きた方におすすめ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-20 14:39:27] [修正:2010-09-20 14:39:27] [このレビューのURL]

7点 ジブリ好き!さん

つるっぱげのお坊さん方が本気でドロドロの昼ドラ恋愛してるのだから、面白くないわけがない。

痛い作品なのは毎度のことだけれど、今回は説教的な要素があるわけではなくて、各人の煩悩や欲望・不幸な展開が味となっています。

それぞれがぞれぞれの思惑や事情のためにめぐりを奪い合うけれど、本気で恋愛してるのは一円だけ。登場時、どうみても悪役の慈恩と明らか善人の恵春は、その第一印象を大きく変えていく方向へ…
この作者ペアの作品では、絶対の悪役も正義もいないんですけどね。悪役っぽく見えても性悪なだけで、きちんと自分をもっている人ばかり。一方、善人な見かけのキャラほど、煩悩にゆれ移ろいやすい。

各人の心理をしっかり描きながら展開されるストーリー。
信玄の死から始まったドロドロした跡継ぎ問題も、結局信玄に向かって収束していきます。
そしてもちろん、それはめぐりの問題でもあって…亡き夫を思う間もなく終始翻弄されるかわいそうな悲劇のヒロイン。それでも笑顔を作って話を引っ張ります。
そんな彼女の笑顔を一円が引き剥がした時が、問題も解決したクライマックス。
「私の愛は増すばかり」の花言葉とは裏腹に、「忘れていっちゃう」と語るめぐり。
変わらないものなんかない。
人も寺も愛も幸せも毎日変わるんだ。そんな諸行無常の物語。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-17 08:50:39] [修正:2010-09-17 08:50:39] [このレビューのURL]

8点 ITSUKIさん

全三巻という決して長くない中で各キャラがしっかりと立っていて、二転三転する展開に読みふけってしまいました。
プロローグのつかみも上手です。

お寺の跡継ぎを巡って繰り広げられる昼ドラ的な内容。
檀家との関係とか、そういうものに疎い自分には色々新鮮でした。
ただ主人公のめぐりは基本的には明るいキャラなのでそれが清涼剤となってます。

終盤はやはりこの作者らしく、キャラクター本人でさえ気づいていない/気づかないふりをしていた自分の本心が暴かれます。
ここらの描写がやはり上手で、読み応えありました。

あと作中いくつか出てくる信玄さんのありがたい言葉の数々も面白かったです。

きづきあきら先生の作品はこれで三作目でした(ヨイコノミライ→モン・スール→これ)が、今の時点では一番好きな作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-10 00:11:13] [修正:2010-09-10 00:11:13] [このレビューのURL]

8点 bugbugさん

要するに、このサイトで漫画に付けている点数って自分の好き嫌いなんだよね
と、この作品を読んで強く実感させられた。

やたらメッセージ性の強い作画担当者の持ち味はだいぶ薄く、
お寺を舞台にしたいわゆる「昼ドラ」
胸に詰まるような演出あり、寺院という世界の魅力あり、小気味のいいセリフあり、
テンポのよいストーリー展開。
うーん、批判点がみつからない。文句なしに好きだ。

完全に善人顔のキャラが普通に悪人なのは結構漫画のお約束を無視していて違和感があった
普通、悪人になった瞬間に作画も悪人っぽくするんですが、善人顔のまま。
恐らく作者は狙っていると思う。
漫画としての違和感は現実世界においては往々にあるというメッセージなのかと邪推してしまう。

毒のある鬼才が自身の毒気を極限まで薄めたら、こんなにもエンターテイメントを作れるのかと感心してしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-21 00:50:46] [修正:2010-05-21 00:50:46] [このレビューのURL]

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