ホーム > 少年漫画 > 週刊少年サンデー > 最上の明医 ザ・キング・ オブ・ニート

7点(レビュー数:1人)

作者橋口たかし

原作入江謙三

巻数19巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:2010年~ / 小学館

更新時刻 2010-07-16 19:40:44

あらすじ 高校2年生・最上義明は、殿様気質な性格から勝手気ままな生活を楽しんでいた。しかし親友の伊達が大事故に遭ったことで、大事な人間の命を守ることに目覚め、医師を志すことに…まずは県下で有数のダメ学校から医学部を目指すが…!?新感覚医療ドラマ第2部、高校生編!

備考 『最上の命医』の第2部。

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最上の明医 ザ・キング・ オブ・ニートのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 朔太さん

“最上の命医”の続編ですが、命医の西條命医師はもはや
神の領域の文字通り、スーパーな活躍だけでなく、
人間性としても最上のポリシーが信条でした。
これはこれで満足できましたが、やはり人間臭さというか
弱さや欠点がないところで少年誌向けという印象も
免れませんでした。

今回の明医最上義明は、西條とは真逆のキャラクター。
“全てにいい加減が良い加減”というポリシーなので、
こんなにうまくいくわけがないと違和感満載になります。
別の意味で少年誌向けのお話という感じになっている。
しかし、相変わらず医療知識については確かな取材に
基づいた内容であり、現代の医療への問題提議も耳を
貸さないわけにはいきません。

特に、ケニア編での指導者上杉謙神の主張には、
日本のエセ民主主義やエセ人道主義を論破する迫力を
感じました。例えば、目の前の患者を救うことに奔走する
主人公たちを尻目に、“金をかけるべきは個人ではなく、
多くの命を救うためのシステムの考案である。”などは、
少年に対する本当の教育かもしれないと思った次第です。

副題から察するに、元ニートが大活躍する医者の話、
という観点が、第3巻あたりから置き去りにされてきた
ことは残念でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-08-02 21:06:51] [修正:2016-08-02 21:06:51] [このレビューのURL]


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