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6点(レビュー数:1人)

作者山上たつひこ

巻数2巻 (完結)

連載誌ビッグコミック:2008年~ / 小学館

更新時刻 2010-07-28 11:57:22

あらすじ 天下無敵の少年警察官だったこまわり君も、今は38歳。妻と小2になる息子がいる。ある晩、こまわりと妻は、子供の教育のことで意見が衝突。アフリカ象・八丈島のきょん・鶴居村の鶴・禁じられたZ……こまわりの少年時代の伝説を“おぞましい足跡”と断じて全否定する妻・圭子は、子供を“そっち側”に連れていくなと怒り、家を出ていってしまう。

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中春こまわり君のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 s-fateさん

おそらく「がきデカ」を知っている世代以外には、理解不能なマンガだと思います。したがって「がきデカ」を知っているという前提でレビューします。
話自体は昼メロ的なものを土台にして「がきデカ」の世界観と山上さんの芸風を青年誌向けにしながら、見事に再構築されていると思います。「がきデカ」は、リアルな背景の中でギャグをやる、というのが当時斬新といわれていたかと思いますが、今はリアルな背景のマンガは山のようにあるので目新しさは無いものの、同じスタンスを保っているのは、嬉しいところです。また、こまわり君が「がきデカ」時代からのおなじみのキャラの中では、比較的幸せな人生を送っているというのが意外です。というか、ひどいことになっているキャラが主に二人ほど(見方によってはもっと)います。ただ、山上さんのマンガに耐性のある人なら、まぁこういう展開もありかな、という範囲だと思います。個人的には久しぶりに山上さんのあまり知られていない地方をそれとなく取り入れる作風や、こまわり君が天然系の人にいじられてズッコケる姿が見られて、面白かったと思います。
しかし帯にアシスタントとして参加したとある江口寿史、泉晴紀、田村信という顔ぶれも、ある世代には懐かしい面子だと思います。作中に参加を感じさせるところは見当たりませんでしたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-08-01 10:58:32] [修正:2010-08-01 10:58:32] [このレビューのURL]


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