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10点(レビュー数:1人)

作者永島慎二

巻数2巻 (完結)

連載誌ガロ:1975年~ / 青林堂

更新時刻 2010-09-05 07:03:27

あらすじ

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そのばしのぎの犯罪のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

10点 そのばしのぎさん

永島慎二といえば、柔道一直線、漫画家残酷物語、フーテンあたりが有名なのだろうけど、自分はこれ以降の時代の作品を最高に評価したい。
叙情的に見える絵柄にも、とんでもないデッサン力(写実的な描写力という意味ではない)が計り知れる。この辺は油彩タブローや木版画においてもしかり。
決して真似しようと思って描ける線ではない。

そのばしのぎというのは登場人物の名前である。丸井太郎が強盗に入った家には
しのぎが放心状態で寝っ転がっており「自分を殺してくれ」と哀願する。
2人はコンビを組む事になるのだが、最後のオチまで二転、三転としていく生活。

永島慎二の漫画作品はオンラインコミックで特集ページがある位、復刻もされているのだが、残念ながらこの作品に関しては古書でしか手に入らず入手が困難な状態になっている。
時代が変わっても褪せる事のない漫画である事は保証する。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-19 22:36:19] [修正:2010-09-19 22:36:19] [このレビューのURL]


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