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7.5点(レビュー数:2人)

作者小島剛夕

原作小池一夫

巻数19巻 (完結)

連載誌週刊現代:1978年~ / 小池書院

更新時刻 2010-09-05 07:45:54

あらすじ 伊賀忍びの頭領の家に生まれた半蔵は、忍者としての才能を評価され若き家康の元に仕えることになった。争乱の世に生きる男たちを描いた一大戦国絵巻が今幕をあける!

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半蔵の門のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

8点 朔太さん

小島剛夕は手塚治虫と同じ日に生まれているのはあまり知られていない。
全く異なる劇画の世界での手塚とは異なる意味での先駆者だった。
小池一夫との共作で、多くの名作を世に出したが、本作品はその代表作と言える。

徳川家康を支えた伊賀一の忍者服部半蔵の物語だが、他の忍者ものの代表作品
(白土三平「サスケ」「カムイ」、横山光輝「伊賀の影丸」「飛騨忍者赤影」、
小山ゆう「あずみ」他)とは一線を画する大人のテイストである。
忍者・武将の戦いをベースに、主従の美しさ、男女間の間合いの美しさ、戦国武将の知略
など見どころ満載である。
漫画読者ではなく「週刊現代」という土俵で(一般的に漫画を読まない)サラリーマンを
対象とした読み物を意識したのではないか。
後世に残したい名作の一つである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-27 05:20:22] [修正:2015-08-27 05:21:03] [このレビューのURL]

7点 そのばしのぎさん

後の徳川家康こと、松平元信と服部半蔵正成の物語。
史実では槍の半蔵の異名のごとく、武功によって名をあげた侍ですが、
この物語では完全に忍者として、とび加藤と対決したり、武田信玄暗殺を企んだりします。

青年誌を意識してか無駄にお色気シーンがあるのはご愛嬌。
身内が信頼しあえなければ敵に立ち向かえないからハーレムプレイとか意味不明だし。

残念なのは、本能寺の変の後、伊賀越えにさしかかる時点で終わってしまう所。
簡単でもいいから小田原の役までやってタイトルの半蔵門の由来は欲しかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-05 10:19:36] [修正:2010-09-27 10:19:29] [このレビューのURL]


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