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7.52点(レビュー数:19人)

作者川原正敏

巻数45巻 (完結)

連載誌月刊少年マガジン:1998年~ / 講談社

更新時刻 2010-08-15 12:33:12

あらすじ 大航海時代を思わせる荒廃した未来の話。
主人公ファンと仲間たちが古の「カガク」を求めて旅をする海洋冒険浪漫

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海皇紀のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全19 件

8点 hs19500814さん

[ネタバレあり]

たくさんの魅力に溢れた、エンタテイメント作品。

主人公の魅力
川原さんが作り出す主人公のキャラ造形は、わりと全部好き。飄々とした立ち居振る舞いと、他を寄せ付けない圧倒的な強さは、単純に格好良いですよね。

ジャンルの魅力
一言でジャンルを言い表せない、多彩な要素が満載している漫画だと思います。
海洋冒険物語であり、海鮮も陸戦もある戦記ものであり、SFものであり、歴史ものであり、大河的に壮大な物語でありつつユーモアもあり、人情話もあれば恋愛要素も多少あり、最後は筆者お得意の格闘技で締めくくる・・・。

物語の魅力
中性ヨーロッパがモデルとなるファンタジーと思わせつつ、実は遙か未来の物語だったと判明する序盤の流れが、心憎いですね。
強大な科学と人間のエゴが世界を一度は終末へと導いてしまったのだろうと想像させる、現代社会への壮大な皮肉も、またしかり。
そして・・・
海洋を統べる謎の一族の物語と戦乱の世を終わらせる覇王の物語が交錯し、そこに再びカガク(科学)の力を振りかざす第三の勢力が猛威を振るう・・・。

血湧き肉躍る冒険物語でありつつ、一本筋の通ったメッセージが全編を貫いています。




余談
主人公が用いる体術の描写に、デ・ジャ・ヴュを感じます。作者が描いた別作品に登場する「陸奥園明流」に見えてしまいしかたがありませんでした。

たまたま自分にはそう見えるというだけなのか?
川原ファンにとっては「修羅の門」に地続きの未来の物語だと認識しているのか?
はたまた、作者自身が、その点についてどこかで言及しているのか?

川原正敏ファンの方の見解を聞いてみたいものです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-11-04 10:34:00] [修正:2016-11-04 10:34:00] [このレビューのURL]

6点 喉カラさん

作者曰く三国志の影響を受けて描いた作品であり
とてもロマンがある海洋冒険記

ただ、主人公ファン・ガンマ・ビゼンが強すぎる為に
苦難が少なすぎる
風を読み、操船もでき、知謀もあり、剣術・体術も強い
チートみたいな欠点のない設定のキャラです
仲間にも弓の達人がいたり
まともな呂布みたいな達人がいたりする
敵側に、こういったが人物は少なすぎる

作者が商船学校卒という事もあり
船の用語も多く図などでわかりやすく解説してあり
船関連はとてもわかりやすい

左見右見する描写が苦手なのか頭が二つあるように見える
登場人物の舌を出す描写も鼻につく

作者に三国志並のストーリーを求めるのが無理があるのはわかる

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-27 19:46:33] [修正:2012-08-27 19:46:33] [このレビューのURL]

8点 シドさん

まず主人公がかっこ良すぎます。
飄々として何を考えているか分からない風貌から、予測不可能な判断・行動をとるので、びっくり箱を開けるような感覚でした。
理想的すぎるかもしれませんが、こういう頭の切れるキャラは見てて頼もしいです。
自分もこんな風になれたらいいなと思えるキャラです。

その他クルーや仲間、ライバルの個性もはっきり描写されていて好感を覚えました。

あと、他の漫画にはない海戦や航海術に関する描写も新鮮で、いつもわくわくして読んでいました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-08-25 05:57:27] [修正:2012-08-25 05:57:27] [このレビューのURL]

10点 TAKO3さん

僕の中では、少年漫画で1、2を争う大好きな作品です。

とにかく登場人物の魅力と読んでいる時のワクワク感が半端ないです。

うしとらやスラムダンクに比べると、知名度はもう一つと言ったところですが、面白さは保証出来ると思います。

スゴくオススメです(^-^)/

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-20 09:07:36] [修正:2012-06-20 09:07:36] [このレビューのURL]

7点 notatallさん

修羅の刻の時にすでに明らかだが、この作者が描く登場人物は、名前とポジションが違っても、キャラが同一である。
それが必ずしも、許されない程のことかと言えば、そうでもない。し、そんな作家はちょいちょいいる。

少なくとも45巻
まるっと付き合えるだけの面白さがあった。

ただし、この作品は初見が全てだ。
なぜなら、

随所に読者の意表をつく、トリックが仕掛けられている。
が、
読み直したときにトリックには驚きがない。
という当然があるからである。


したがって、このサイトにおける評価は7点がベスト。
・8点 - 何度も読み返してしまうような名作作品
・7点 - 夢中になって読みふけってしまう漫画
だからである。

一度目に手にした時にわくわくし、二度目に手にした時にがっかり。で、この作品は成功ではないだろうか?


この作品をこのサイトで評価するのは、
うまい棒を強度で評価するようなものだと、付け加えおくw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-10 00:29:51] [修正:2011-07-10 00:29:51] [このレビューのURL]

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