君と僕のアシアト〜タイムトラベル春日研究所〜のレビュー
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7点 gundam22vさん
時間系作品では「過去を直接変えられない」という制約を課しつつ、再現を体験して今の生き方を変えるという独自のコンセプトがある作品。清潔感ある画風が良くて、画力も高いです。主人公である研究所所長亜紀が魅力的でした。一話完結依頼話と大きな軸である研究所の因縁に謎解き話が平行するのも面白かったです。
ただ全体としては良かったものの、ややご都合色ある良い話だな系が多くワンパターン的(後味がどうしようもなく悪い話があっても良いと思う。そこから今に活かせるものだってあるはず)。大きな軸も伏線回収は良いのですが、平行世界を用いたのはともかく、あちこちに「実はこうだった」と説明調にまくし立てた感が(もっとシンプルな方が良かった)。それでもラストシーンを見た時の余韻はなかなかでした(ずっと片想いされていた所長が今度は片想いになり、本当に初対面でしかない平行世界の助手に再会し声を掛ける)。
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[投稿:2016-03-17 23:22:06] [修正:2016-03-17 23:22:06] [このレビューのURL]