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6.5点(レビュー数:8人)

作者大和和紀

巻数13巻 (完結)

連載誌mimi:1979年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:29:52

あらすじ ──いつの御時のことでしたでしょう。帝(みかど)の寵愛(ちょうあい)を一身に受けた美しい人がおりました──。その人は愛だけに生き、その生命は絶ったのも、また愛であったと……。千年の時を超えて鮮やかによみがえる。古典の最高峰「源氏物語」を、大和和紀の華麗なタッチで贈ります。

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あさきゆめみしのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全8 件

6点 臼井健士さん

フランス革命を学ぶには「ベルサイユのバラ」を読め。
三国志演義を理解するためには「横山版三国志」を読め。
そして、源氏物語を理解するためには・・・この漫画というのは教師の「合言葉」だろうか?

ただ、この漫画は上記の2作品とは異なり、「戦争」を話の中心に置いていない。
だから、勉強にはなるのだろうけど男性は特に話にのめり込みにくいと思う。
絵柄も「少女漫画そのもの」で美しいのかもしれないが、登場人物一覧を見てもなおキャラの認識が難しい。
源氏物語の漫画・・・は意外に少ない。これ以外では今、江川先生が連載しているのがあるにはあるが、そちらは性描写が激しくて一般向けとは言えない。
「女たらし」の代名詞的存在の「光源氏」だが、この漫画ではむしろ幼い頃に死に別れた「母親」の愛情を求めて幾つもの恋に彷徨う孤独な魂が全編を通して哀愁漂う物語となっている。
ただ・・原作は判らないが、この漫画で光源氏が若紫にしたことは強姦ではないのか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-23 13:00:16] [修正:2012-01-03 09:28:45] [このレビューのURL]

7点 blackbirdさん

学校の古典のために、ざっと流れや人間関係を頭に入れるために、よく読みました。
確かに人物が多いし、髪型は前髪位でしか区別できないし、書き分けは苦労したと思いますが、頑張ったと思います。各女性の性格を、まゆ毛や目でよくここまで表現したのでは。
(少女マンガに慣れていないと難しいかもしれません)

歌の意味ややりとり、当時の宮廷のしきたりなどは、こういう事だったのか!と、分かりやすく描かれていましたね。

成功を収めても、あれだけの女性との遍歴があっても、一番欲しい人は手に入れられない、そんな源氏に対して、作者の慈愛に満ちた目線で描いています。

後半に向かうにつれて、かなり暗く悲しみに満ちていきますし、原作でも付け足しのような宇治編も、全体的に憂いに包まれて消えていく、という印象を残して終わります。何度読んでも、宇治編はいいや、って正直思っちゃいますね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-06 23:32:39] [修正:2011-05-19 20:13:22] [このレビューのURL]

5点 sabosaboさん

「源氏物語」を知るにはいい作品でした。

でも古典に興味がないのでそれ以上にはなりませんでした。
女性がたくさん出てきてもどれが誰がかわからないですし。

後半は源氏が暗くて、全体的にも陰鬱な雰囲気が漂って楽しめませんでした。これは原作がそうだったらやむを得ないですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-11 23:30:34] [修正:2011-05-11 23:30:34] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

超有名古典作品の漫画化作品。
少女漫画丸出しの絵、描き分けが下手な点は欠点ですし、
最初は拒否反応が起きました。しかし、ストーリーは原作が古典の名作ってこともあって良く出来ているわけで、それに加えて
作者の描写、解釈力が優れているため、上手く料理
されています。
源氏が晩年絡んだ女性達を思い出す見開きカットがあるのですが、
なんだかんだで区別が全員付いた時は感動すら覚えました。

源氏死後の宇治編はやや駆け足ですが、それでも最初から
最後までこの壮大な物語を原作再現で纏めたのは、漫画ではこの作品だけというのは特筆されることだと思います。

受験に出る源氏物語、当時の平安文化を知って他の古典
作品読解に役立てる入門書としての価値も高いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-01-03 01:21:54] [修正:2011-01-03 01:21:54] [このレビューのURL]

4点 gotouさん

はっきり言って源氏は腹立ちます。
自分が藤壺の女御と不倫しときながら、友人の息子・柏木が大して好きでもない(親戚の藤壺に似てるかも!?という勝手な希望を抱いて結婚)妻の三の宮が密通したときは柏木をいじめ殺してしまいます。(違うかもしれないが私の目にはそう映る。)
朱雀院(源氏の腹違いのお兄さん)なんて妻を源氏にとられ、さらに上記の娘の三の宮には源氏のせいで出家され、可哀相過ぎます。
源氏なんて一回簀巻きに巻かれて荒川に落とされてしまえ。

宇治の話は蛇足ですね。。紫式部もなんでこんな続編書いたんだろうね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-07-18 23:58:08] [修正:2010-11-10 23:36:57] [このレビューのURL]

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