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5点(レビュー数:1人)

作者みなもと太郎

巻数1巻 (完結)

連載誌マンガ少年:1976年~ / 角川書店

更新時刻 2011-09-20 00:01:07

あらすじ 雑誌『マンガ少年』に1976年から1979までの3年間に連載された漫画評論集。
漫画家自身のイラストと文章で評論するというスタイルが後に大きな影響を与えた、漫画家のバイブルと言われる本である。

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お楽しみはこれもなのじゃ-漫画の名セリフのレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

5点 そのばしのぎさん

タイトルのとおり和田誠の映画評論「お楽しみはこれからだ」の漫画版パロディ。
こういったレビューサイトでもそうですが、作品を知らない人に見所を解説し、「面白そうだな、読んでみようかな」と思わせる文章を書くのは非常に難しい事です。
ただし、それは文章力・表現力の問題のみにとどまらず、漫画というメディアの特性による部分も大きいと思います。

実際にこの本で取り上げられている漫画で印象に残っている物は、リアルタイムで読んだ物か古典作品。
「あんみつ姫」などのような、手塚治虫以前の黎明期の漫画を引っ張り出される分には問題ありませんが、それ以降の微妙な漫画を持ち出されても読める機会がないんですね。
そういった意味で、みなもと太郎氏と同じ時代を生きた人間でないと共感できない部分は多いのではないだろうか?と思えます。
BS漫画夜話などは結構続いたのはチョイスが良いのか、時代の移り変わりのせいか。

実はこの本を読んで一番印象に残っていたのが吾妻ひでおの「やけくそ天使」を取り上げながらも思い切り脱線しまくっていたダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」の話題。
吾妻ひでおも漫画も関係ないじゃん、とツッコミたくなる。
漫画は時代と共に消えるけど、小説や映画の名作は残ると言う事でしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-21 01:13:08] [修正:2011-09-21 01:13:08] [このレビューのURL]


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