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6.25点(レビュー数:4人)

作者えすとえむ

巻数1巻 (完結)

連載誌FEEL YOUNG:2010年~ / 祥伝社

更新時刻 2011-10-11 13:46:12

あらすじ 「好きです」……うどんが。
バツイチ出戻りの村田チカ(35)の仕事は学食の「うどんのおばちゃん」。連日、うどんオンリーの男子学生・木野(21)と目が合うようになり──。ビンボーなの? うどんが好きなの? それとも私のこと……!?年上女と草食男子の、じれったいほどの年の差ラブコメディ。

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うどんの女のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

6点 torinokidさん

おおざっぱなストーリーは
学生食堂で働く女性と草食系男子学生の
「うどん」を媒介とした恋愛がらみのあれやこれや。

レビューしてみると何が何だかわからんな。

この作者が描く女性はなんか艶がありますね。
楽しんで読めました。良作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-06-05 14:49:03] [修正:2013-06-05 14:49:03] [このレビューのURL]

5点 kikiさん

ヒロインを35歳×1にして、うどんと絵画をからませているのは
なかなかひねった設定で面白いと思ったのですが、キャラ達の
妄想や行動、展開がいかにも「FEEL YOUNG」臭がただよっていて
目新しくなかったのが残念。
昔の内田春菊や南Q太みたーい。と思いながら読みました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-02 00:02:43] [修正:2012-03-02 00:02:43] [このレビューのURL]

7点 s-fateさん

 表紙とタイトルで出オチマンガか、と思いました。そして冒頭を読み、出オチの上に内容は今時ないだろうくらいのベタなマンガかな?と思いました。しかしヒロイン?の35歳バツイチという設定が生きていて充分ひねりの効いた短編となっています。うどんの女の男はうどん男でオチもうどんと徹頭徹尾うどんで終始しますが、シンプルイズベスト的な良さがあると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-26 13:29:29] [修正:2011-12-26 13:29:29] [このレビューのURL]

7点 booさん

 まず表紙のインパクトがすごい笑。うどんにまみれている女。ではどんな話なのかというと、大学食堂でうどんを作る年増女と大学生の草食系男子のラブコメディーということ。

 えすとえむというと以前記事を書いた働け!ケンタウロスを先に読んでいた。やってることは結局ケンタウロスと同じなのだけれども、こっちの方が私は好き。
 うどんの女にしろ、ケンタウロスにしろ、設定があまりにもキワモノなので、冒頭を読んだだけでは多分全うな恋愛ものとして捉えられないでしょ。片やケンタウロスなのは当然として、うどんの女にしろ二人の出会いがすげぇおもしろいもん。でも違うんだよなぁ。
 
 うどんの女は、毎日うどんを食べに来る草食系男子を見て、栄養を心配すると共に、はっと考える。…この子、私のこと好きなんじゃない?
 草食系男子は、素うどん頼んだはずが、あまりに大量のねぎや時には頼んでない惣菜が載っていたりして、世話焼きなおばちゃんなのかと疑いつつ、はっと考える。あの人おれのこと好きなのか?

 そんなこんなで二人の距離は接近していくのだけれども、こんな出会いが運命の出会いとは思えないないよねぇ。でもえすとえむがすごいのは、これもありかもって思わせてしまうところだ。
 いつの間にかケンタウロスをギャグから、実際に人間社会に生きる異分子として描く漫画に変質させたように、うどんの女はコメディと純粋な恋愛話の境目を気付かれないうちに泳ぎ回る。違うのはケンタウロスが踏み越えて戻らなかったラインを、行きつ戻りつしていること。

 で、私はえすとえむのそんなバランス感覚がすげぇ好みだった。頭がどうなってればこんな漫画を描けるんだろう。BL出身の作家には特異な才能をお持ちの方が多いとは最近つくづく思うけれども、えすとえむは飛び抜けてるなぁ。変な人。
  
 ケンタウロスよりうどんの女が好き、というのはそのバランス感覚ももちろんあるし、加えてこちらが連作短編だったのも大きかった。
 えすとえむがおもしろい短編が描けるのは疑いない。でもケンタウロスの一話完結ものを見た感じだと、それは多分いびつに突出した才能であって、すごい!とはなっても参りました!とはならなかった。連作短編形式で、ある程度じっくり心情を掘り下げていく方がこの人の特異な才能には向いてるのかな、と思う。 
 
 二人の変な食い違いや変態的妄想に笑わされるかと思えば、次の瞬間には心をわしづかみにされるくらいぐっときたりする。そして実際うどんはエロく見えてくる。今までにない漫画体験。

…参りました!おもしろい!

 いやー、本当にこの人はどこから出てきたんだろう?色んな漫画を読んできた中で、荒木飛呂彦にしろ弐瓶勉にしろある程度源泉は見えてきたけれど、えすとえむは分からない。分からないというのはすごく新鮮ってことだ。海外マンガを読んでる感覚に近い。違う場所から生まれたような。
 
 うん、もう私的お気に入り作家の一人ですわ。好きです。まだ二つしか読んでないけれど、他のも読んでみよう。また色の違うケンタウロスものっぽい「equus」とか気になる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-14 23:12:50] [修正:2011-12-14 23:12:50] [このレビューのURL]


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