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8点(レビュー数:2人)

作者山田玲司

巻数9巻 (完結)

連載誌週刊ヤングサンデー:1997年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:30:44

あらすじ ビジュアル系バンドリーダー水樹百合(高2)は愛する男の甲子園出場のため、やったこともない野球に挑む。純愛メ〜ン!風水魔球炎の伝説。

備考 その他作品に、NG、ゴルパン、水の鳥あり。

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AGAPESのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

9点 森エンテスさん

それぞれ傷を持った人間が集まって、甲子園を目指す野球漫画なんですけど、そこは山田玲司、普通ではありえない展開が目白押しで、野球漫画としてみると、ある意味ボンボンやコロコロに載っているようなけったいな作品です。

この作品を表現する言葉が思いつかないのですが、凄く良い作品です。

『Bバージン』や『NG』と根本は同じだと思いますので、「本気になれない」事を悩んでる人に読んで欲しい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-08 23:24:58] [修正:2011-12-08 23:24:58] [このレビューのURL]

闇の中で戦い続けた日々は決して君を裏切らない。。。

絵のテクニックのレベルばかりが上昇して、中味の薄いマンガが多い中、
作者が美しいと思う人間像を惜しみなく登場させるこの作品は、
「Bバージン」同様、読者に何かを与えることを目的に描かれています。

一方的献身であるアガペーを、身を削りながらも純粋に遂行する主人公ユリは
恐ろしい程に健気で、デリケートな存在。
そんな彼を取り巻く4人の男達もまた、底知れぬ闇を抱えながらも戦う戦士。
そして、そんな彼等を支え、見つめる女性たち。
みんなそれぞれ大きな闇を抱えていて、それに潰されそうになりながらも
必死にもがき、光を求め足掻き続ける愛すべき人物像たちです。

作中、太極図を指していった言葉があります。
「光は完全な光ではなく必ず一点の闇をもち、闇は完全な闇ではなく必ず一点の光をもつ。
いっぱい傷付いて落ち込むんだ、救われないほど暗く深く、絶望のどん底で初めて見える光がある
それが本当の希望だよ。」
挫折とか絶望とかを恐れずに飛びこめば、光は見えてくる。という
この国で闇を恐れて生きる我々への大きなヒントがそこにあるようです。

残念な事に打ち切りになってしまった作品なのですが、
打ち切りながらもうまくまとめて終わらせています。
できることなら陽編もダイジェスト的にでもいいから読みたかったです。
「Bバージン」のスターシステムもまたちょっと嬉しい演出でした。

◇この作品の個人的価値=全9巻で 3000円也?

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-09-21 23:21:45] [修正:2005-10-09 22:20:55] [このレビューのURL]


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