ホーム > 不明 > グランドジャンプ > Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁

7点(レビュー数:1人)

作者竹谷州史

原作横幕智裕

巻数10巻 (完結)

連載誌グランドジャンプ:2012年~ / 集英社

更新時刻 2012-06-21 20:00:29

あらすじ 「“疑惑”の念に苛まれた方々。身の“潔白”を証明したい皆様。知られざる“原因”を究明したい諸氏諸賢。弊社では“真実”の科学的証拠をお売りしています──。」民間科捜研の調査員・流田縁が、警察が取り扱わない民事案件や解決不可能の難事件に挑む新感覚ミステリーコミック!!

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Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 gundam22vさん

民間での科捜研という珍しい舞台での一話完結型をこなしながら、本筋的に主人公縁が巻き込まれた猟奇殺人事件の謎を追うミステリー。画力はありますが、絵柄に結構癖があって慣れるのに少々時間がかかりました(顔がみんなちょっと濃い。縁が某教授的な阿部寛激似なのは笑える)。

鑑定の豆知識を盛り込みながら面白く、本筋部分でも話の引きつけや伏線張り(謎解き以外の人物関係や描写も含む)と回収が上手でした。話が進むにつれ登場人物にも愛着が持てて行きます。引き伸ばしなく綺麗に終わっている部分も好印象。ただ主人公原動力たる故人への愛が安易にヒロインに傾いてるように見えてしまう部分(すべて終わって時間経過後日談でそうなっているなら納得したところはあるのだが)、黒幕が読みやすかった部分(実は生きているだろとすぐに読めた。露骨に怪しい人がそのまま犯人でしたに近く、ヒントも多すぎでかなりベタベタだったと思う)、物語の鍵だった主人公の失われた12時間が緻密じゃなかった(これを丁寧に埋めていくことを期待していたのだが)という核心には多少不満が残ってしまいました。それでもあまり知名度がないのが不思議なくらいミステリー漫画として楽しめる良作だったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-08-03 23:03:18] [修正:2015-08-03 23:03:18] [このレビューのURL]


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