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6.5点(レビュー数:2人)

作者今泉伸二

巻数12巻 (完結)

連載誌週刊コミックバンチ:2001年~ / 新潮社

更新時刻 2009-11-25 06:31:20

あらすじ ---

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リプレイJのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

5点 スケフサさん

ダメリーマンが突如大学生に戻って人生をやりなおすという漫画。

正直ダメリーマンの時とやりなおしの時ではまるで別人の様だ。
ある程度は上手く修正が出来るかとは思うが、やりなおしの時の主人公は「完全に出来る男」になっている。
これ程の男なら一回目の人生でもある程度は上手くいってそうに感じる。

しかしやりなおしの時の主人公はすごい真っ直ぐで熱い男なので、古き良き主人公を久しぶりに見たような気がする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-24 02:24:30] [修正:2010-10-24 02:24:30] [このレビューのURL]

8点 ganngannさん

あの時をやり直せたら・・・
人生の黄昏差し掛かり、サラリーマンの底辺として全てが冴えない主人公。
かつての輝ける過去を思う鬱々とした日々は、突如変転する
時を遡り、数奇が導く二度目の「昭和」。
「リプレイヤー」として主人公はもう一度人生をやり直すこととなる。

この未来を知る主人公。
かつての辛酸ゆえに、社会の理不尽に憤り、他者のより大きな幸福のために世界のスケールを広げてゆく。
「未来」を変え、ただの凡人が世界的人物に変貌するさまは正に圧巻の展開。
過去個人レベルのタイムスリップものは数多くありえたが、この現実世界を舞台にしたファンタジーはそれらを正々堂々超えてくれた。
昭和末期の誰もが知る歴史的事件をドラマに生かし、体験を共有しやすい作劇。
過去を変えるカタルシスのみでなく、過去の累積がリセットされる、せつなさも書く一歩進んだ構成。
このタイムスリップものとしての仕掛けが見事にはまっている。

そして人物力、画力ともに高く安定。
社会の底に生きる者たちの泥臭い人物描写。
何よりエネルギッシュでさわやかな主人公。
その筆致は確かな画力に、脂の乗った勢いをも併せ持ち、生のキャラクターたちを描ききった。

かつて黄金時代のジャンプでは、さほど目立たなかった作者だがここにきてまさかの怪作。
漫画読みとして語り継ぎたい一作。

ただ問題として一点、お話の構造が「代紋TAKE2」という既存の作品に近すぎる感を付随しておきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-11-06 01:06:08] [修正:2005-11-06 01:06:08] [このレビューのURL]


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