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5.5点(レビュー数:2人)

作者石ノ森章太郎

巻数55巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1989年~ / 中央公論社

更新時刻 2013-08-03 22:51:34

あらすじ 縄文時代末期、明治時代初期編、旧石器・縄文時代編、明治中期、昭和時代の終わりまでを描いた現代篇で構成される。漫画で読ませる日本史。

備考 ハードカバー版:全48巻+現代篇全7巻=55巻、中公文庫版・石ノ森章太郎萬画大全集版:全55巻

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マンガ 日本の歴史のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 朔太さん

学習漫画の先駆け的存在でした。
本作品でなくとも、この種の学習漫画にどなたも一度は
小学生時代にお世話になったはずです。

学習漫画は本作以前は子供向けだったのが、大人向けに日本
の歴史を漫画で精巧に描き、支持を得ました。
シリーズ累計800万部以上の売上をあげ、大成功だったようです。
その後も日本史ブームの火付け役としての価値は
誰もが認めるところとなりました。

石ノ森章太郎は、それ以前に「日本経済入門」でヒット
させており、漫画の文化的役割と可能性について限界は
ないはずとのポリシーを持っていました。

彼の懸命な活動による功績は計り知れないものがあります。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-07-21 06:09:20] [修正:2019-07-21 06:09:20] [このレビューのURL]

5点 臼井健士さん

[ネタバレあり]

大人向けの日本史漫画。いや「萬画」か。

巻数は多いのだけれど、中高生が読むとちょっと分かりにくい。
単純に日本史を学びたいと思うなら小学生向けで出ている「漫画 日本の歴史」を読んだほうがいい。
内容的にもある意味、小学生向けのほうが優れているなと思う。
もっと詰め込めたはずなのに、巻数がある分、1冊1冊がスカスカした感がどうにも消せない。

秀吉を
「元々、血を見るのが嫌い」な「慈悲深い大将」
なんて作中で言わせているのは資料の読み込みと考察が甘いと思います。

石ノ森先生の生前にちゃんと完結できたことが今考えてみれば唯一の「誇れる点」かも。
これで未完だったら、出版社側も「大恥」かいたところだったでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-03 22:52:40] [修正:2013-08-03 22:52:40] [このレビューのURL]


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