「abflug911」さんのページ

総レビュー数: 3レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年05月03日

9点 GANTZ

一度死んだ人間が謎の黒い球体がある部屋に集められる。
黒い球体の名はGANTZ。
GANTZに命令された人間達は武器を持って星人を狩り(殺し)に行く。
集められた人間達は自分が生き残るために、あるいは大切なものを守るために戦い続ける。

ストーリーも斬新だがその部屋に来た人間達がどういう思いでどんなことをするのかがとてもリアルに描かれている。初めて来た人間で数人はエリア外に出て脳内爆弾が作動するし、既に部屋に来た事があるもの達も必死に犠牲を減らそうとするものや、自分だけが生き残ろうとするものもいる。
展開も容易なものではなく、時には主人公以外の仲間が全員死んだり、ミッション(黒い球体の星人を狩る命令)に主人公の彼女が選ばれたり、果てには主人公が死んだりと読者の予想する展開を覆す。
また、パソコンを使用した緻密なまでの背景や、星人や人間のグロテスクな描写もとても丁寧というところも特筆する一点だ。

現在カタストロフィが起きている中、今後の展開が気になるGANTZ。
果たして主人公やその仲間は生き残れるのか?人類に希望はあるのか?
要注目だ。

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[投稿:2010-05-02 19:28:17] [修正:2011-01-10 22:00:11] [このレビューのURL]

良くこんなものを載せられたなと思うぐらいの設定とストーリー。
絵については個人の技量なのであまりとやかくは言わないが、先述したストーリーは頭の悪い平凡以下の高校生の主人公の前にかわいい女の子と100人の忍者が突如現れ、よく分からんうちに忍同士の駒奪いバトルに巻き込まれるという先の読めるありがちな感じ。そのうえいらない下ネタシーンや、ぱっと見何のバリエーションがあるのか分からない技(例としてただハンマーで敵を倒す技や先述の女の子の髪でできた針みたいなのでただ刺すだけという技など)や、それを詳しく解説するといった描写もほとんど無し(ただ、敵の戦闘スタイルについては多少描写あり)。しかも設定については主人公についてもそうだがそのまわりもきつめな女子や成績優秀だが裏は腹黒の委員長(しかも敵同士)とか正直もういいよといわんばかりのありがちで適当なキャラ設定。
誰にでも分かる複線とかもある。
20話あたりから変な奴が先生(?)になったり、主人公が一気に駒奪われたかと思いきや、2、3話たった後には半分駒持ってたり意味不明の超展開!
まあ、その展開は「打ち切り」という単語の影響なんだろうけどね。

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[投稿:2010-05-02 18:53:51] [修正:2011-01-10 21:57:29] [このレビューのURL]

横見さんの鉄道(駅)に対する情熱(?)を全面に押し出されているのと、キクチと横見さんとのかけひき(??)や横見さんの思った通りになってしまう「横見マジック」(例えば只見線の旅の時、吹雪になれといったら本当になった)というギャグ敵要素、旅を通してのキクチの心情の変化が上手く表されている。
あまりの出来っぷりにノンフィクションルポ漫画だということを時々忘れてしまうぐらいの物語。他にも菊池直恵先生の丁寧な描写で様々な列車や駅、人物などが再現されていたり、さらには駅弁をプロデュースしたり連載が終わったあとIKKI誌内に連載されていた「鉄ヲタブランド化計画」がとんでもないことに発展(詳しくは「鉄子の旅+」を参照のこと)したりといろいろなところがスゴイこの「鉄子の旅」。是非一度読んでみてはいかがだろうか。

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[投稿:2010-05-03 22:04:31] [修正:2010-05-03 22:04:31] [このレビューのURL]