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総レビュー数: 10レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年08月09日

手塚作品では、ブラックジャックと甲乙付け難い作品として
自分はとらえています。

大河ドラマになってもいいような素晴らしい歴史ストーリーですが、
単に歴史を追うのではなく、フィクションながらもヒトラーが
ユダヤ人だった?というショッキングなテーマを背景に、
アドルフと名付けられた2人の友情と敵対、それを作品を通して
見守る峠という日本人の物語を上手く絡めた展開には脱帽です。

長さもだれることなく丁度よかったと思います。
マンガファンだけでなく、すべての人に読んで欲しい名作ですし、
ぜひ映画化なんてしてほしいと思ってるんですが、
テーマ(ヒトラーとユダヤ人)がテーマだけに難しいのだろうなぁ・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 02:41:53] [修正:2011-08-10 02:41:53] [このレビューのURL]

少年誌に載せるには、ちょっと大人び過ぎた作品だったかな?

特別熱いバトルは少ないし、超展開なレベルアップもない。
しかし、近未来の警察の仕事をリアリティたっぷりに描き、
さらにスパイ小説さながらの企業の暗躍を描くなんてところは
大人を飽きさせない魅力的な設定で楽しませてもらいました。

またこの作者さんの得意分野である、コミュニティ内の
ほのぼのとした掛け合いなんてのは、十分楽しめるレベルです。

ちょっと終わりが尻切れトンボな感じは否めないので、
ぜひ「続・パトレイバー」として続編連載を期待したいところです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-08-10 02:19:38] [修正:2011-08-10 02:19:38] [このレビューのURL]

人も馬も「双子の生き方」というのが一つのテーマになってる作品。
あとは、規定路線の人生から努力や意思で脱却することの素晴らしさ
みたいなところがテーマなのでしょうかね。

難しいこと以外では、ギャグや上手くいき過ぎる展開は
マンガの上でなら・・・と割り切って、感情移入して読めました。

それと、ゆうきまさみ先生の読みやすい画力が素晴らしい。
個人的に、劇画調でリアルすぎるのも、ギャグデフォルメすぎるのも
苦手で、ゆうきまさみ先生の作品ぐらいの描写が、マンガとして最も
自分に合った表現の度合いだと感じています。

あとは、最終的にみんながハッピーになる作品なのも、
自分的には合っていました。大好きな作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:58:11] [修正:2011-08-10 01:58:11] [このレビューのURL]

10点 漂流教室

マンガの凄さを痛感した作品です。
初めて読んだときは、頭を殴られたようなショックでした。

SF的な超展開はもちろん凄いのですが、そのときに人物たちが
どのような行動をするかをきちんと描き分けているところが
トリハダもののリアリティーをもたらしてくれます。

子供のときに読んだのですが、そのときは小学生に感情移入
してしまいましたが、大人になって読むと、大人たちの行動にも
共感できるところがあり、さらにじわじわと楽しめました。

恐いマンガですが、それ以上に凄いマンガとして心に刻まれています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:43:43] [修正:2011-08-10 01:43:43] [このレビューのURL]

現実的な職業をモチーフにしたマンガの成功例としては
消防士を扱ったという点でユニークではありますが、
防災救急といった観点から読者にとって身近な緊張感を
うまく引き出せたところが素晴らしいと思います。

また登場人物の性格の熱さが、その仕事の性質からうまく
読者の共感を引き出せたという点もあるのではないでしょうか。

主人公が成長していく過程を考えると、ややリアリズムに欠ける
面はありますが、現実の職業をモチーフにしている強みでしょうか、
けして嫌な感じを受けずに読むことが出来ました。

これも読み始めると止まらないマンガでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:32:26] [修正:2011-08-10 01:32:26] [このレビューのURL]

この作品も、絵の印象で敬遠していました。
読む前は単純にシモネタ満載のギャグマンがと思っていましたが、
実際はスポコンマンガでした。

主人公の馬と一部の脇役はギャグ仕立てのデフォルメですが、
他はまさにスポコンものにふさわしい描写になっていること。

ストーリーも熱く、読んでいてだれない長さや終わり方です。
ギャグ要素と熱血要素がうまく調和しているあたりは、
スポーツジャンルは違いますが「はじめの一歩」あたりに
共通するものを感じます。

とにかく何度読んでも読み始めると止まらない作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:21:56] [修正:2011-08-10 01:21:56] [このレビューのURL]

これだけ長くシリーズとして続けながら、各部ごとに工夫を
こらして読者を飽きさせないことに敬意を表したいです。

ただ基本的に面白かったのは3、4部が最高で、
次が1、2部あたり・・・5,6部はちょっとダレました(笑)

それぞれの部をタイムリーに別の作品として見れば楽しめるかも
しれませんが、どうしても前の部と比較してしまうこともあり、
新鮮味を感じられなくなってしまいました。

しかし数々の名言や、「スタンド」という設定でキャラクターに
別な人格を持たせるなど、斬新な試みが成功しているという点で
名作と言えると思っています。

あと個人的には、タロットカードを使ったスタンドの設定や、
ロック歌手をイメージしたキャラの設定が面白くて楽しめました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:11:22] [修正:2011-08-10 01:11:22] [このレビューのURL]

今更何を言うのもおこがましいほどの金字塔だと思いますが、
点数だけというわけにも行かないので一言。

これが30年以上も前に書かれていたとは信じられないほどの
新鮮さをもって今でも読めます。ドラマとしての完成度が抜群。
ほとんど1話完結の形も読みやすいですが、全体を通しての
話の流れ(設定)もあるので飽きさせませんね。

神業を持つ天才外科医だが悪どい顔も見せる、それでも病気や
生命のジレンマに苦しみながら格闘していく・・・なんていう設定は
その後の医療マンガの多くに大きな影響を与えていますね。
もはや文芸作品の一つとして後世に残っていくことでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:02:47] [修正:2011-08-10 01:02:47] [このレビューのURL]

2点 レベルE

ネット上で評価が高かったので読んでみましたが・・・
期待はずれというか、私には合いませんでした。
しいてよい点を上げれば、画力はかなり高度だと思いますが、
問題点として、

説明に使う活字文章が多すぎて興冷める。マンガを読んでる気がしない。

主人公の気まぐれな行動の動機が多く、全く共感できない。
自虐的なギャグも多いが、まったく笑う気が起きない。

オムニバス形式なのだが、登場人物にやっと慣れた頃に話が変わり、新たな人物や場面設定に追いつくのに疲れる。

一部の話の展開に「?」と疑問が出るような説明不足のところが
あり、読了感がよくない。

実験的なマンガということで、斬新さを求める人には合うのかも
知れませんが、リラックスしてストーリーに溶け込みたいと思う
私には、ある程度オーソドックスな方がいいのかな?と確認できた
ことはありがたいと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-09 22:50:06] [修正:2011-08-09 22:50:06] [このレビューのURL]

絵がヤンキーっぽくて敬遠していましたが、読んでみて目から
ウロコでした。

ジャンルからすれば、学園ものほのぼの系ギャグまんがですかね。
細かいギャグや笑いを取る仕掛けがうまいです。

キャラクターの魅力的な描き分けもよくできています。

最大のテーマは、「優しさ」という哲学的なものですが、
鼻につく理屈っぽさではなく、魅力的なキャラの織り成すドラマで
語らせているところです。

勧善懲悪的な要素も多く、読んでいてスカッとする場面も豊富。

10点は「漫画というメディアを超え・・・」という評価だそう
ですが、あえて「肩肘張らず、マンガとして受け止められる最高の作品」として10点入れたいと思います。
素晴らしい作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-09 22:39:44] [修正:2011-08-09 22:39:44] [このレビューのURL]

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