「なびくる」さんのページ

総レビュー数: 8レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年01月09日

この漫画がすごい2011の男部門の確か1位の作品です。ずっと気になっていたのですが、いかんせん話が暗そうでなかなか読もうと思わなかったのですけど、読む機会があったので読みました。

・・・・すみません。私は受け付けませんでした。予想どおりに暗かった。私は少年漫画には現実にはないような夢や希望など颯爽としていて爽快感があるものを求めているので、主人公の動機が復讐であったり、絶望を全面的に押し出す少年漫画はやはり受け付けませんでした。

いや、作品は面白かった。巨人に打ちのめされながらも必死に立ち向かっていく人々。簡単に死んでしまう人間という脆い存在。こういう描写はうまかった。

主人公が普通の人間であるがために、必死に巨人という絶望的に強大すぎる立ち向かっていくことに面白さを感じたのですが、主人公を同じ土俵に上げてしまったために面白さが私の中では失われてしまいました。

夢や希望がまったくと言ってなかったです。なので、私みたいにマンガにカッコよさや、明るさ、爽快感を求めている人にはお勧めできません。
反対に人間の本来の生の感情、恐怖や絶望を求めているような人には、ぜひ読んでもらいたいと思います。



・・・あの巨人、某ゲームに登場する〇鬼にそっくりだと思ったのは私だけでしょうか?
怖いと思う場面。笑ってしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-17 22:43:42] [修正:2012-01-17 22:43:42] [このレビューのURL]

今までジャンプしかレビューしてなかったのでここは少し雑誌を変えてみようかと思いなぜかこんな大作について感想を書きたくなりました。

私がストーリー(特にバトル系)のマンガを読む際にもっとも重要視してみているのは、主人公の目的です。そしてこの目的の定義は、

一文で表せれるくらいわかりやすい

です。例を挙げてみましょうか。
ワンピース・ルフィの場合・・・「海賊王になる!」
ナルト・ナルトの場合・・・・・「火影になる!」
非常にわかりやすくてシンプルですね。これが物語の基盤となっていくので、ここでのわかりやすさというのは、とても大事だと思います。

そして、もう一つ求めているのは、

その大きな目標をベースにしたうえで、話が展開していくこと

です。つまり、話の基盤がぶれないで、どこまで展開で面白くなるかということです。これも例を挙げてみましょうか。
・ハンターハンター・ゴンの目標・・・ジンに会うこと。
展開・・ジンから残されたROMを元にヨークシン編、GI編が展開する

わかりやすい目標を踏まえて、どれくらい目標から脱線せずに展開を進めていくか。ここがマンガの肝だと私は考えています。

さて、鋼の錬金術師の場合
エルリック兄弟・・体を取り戻す

おお、シンプルだ。ヒジョーにわかりやすい。
なおかつ、この漫画では、27巻すべて一貫して主人公がそのために行動しているではないか。
やはり、目的がしっかりとしているマンガは非常に読みごたえがあります。

そして、一貫した話をもっと面白くするための味付け。つまり設定です。
ここがごちゃごちゃだと目的がわかりやすくても読みにくい印象を与えたり、その設定がすべてとなって面白くなくなってしまいます。

鋼の錬金術師では、タイトルにもあるようにもっとも重要な設定が錬金術でそこがこの話のキモとなっています。一つの設定でここまで話を深く掘り下げられるのはすごいと感じます。
ネタバレになるのですが、この錬金術が原因で兄弟が体を失ってしまうわけでそこがうま味となって、この世界観に引き込まれる感じになったと私は感じました。

以上が私の中での重要だと思うポイントに基づいた感想でした。

鋼の錬金術師。間違いなく読んできたダークファンタジーに分類されるものの中では断然面白いと思えました。
それと、単行本のおまけの充実はすごいですね。カバー裏にも仕掛けがあるとは。
おまけがあると得した気分になりませんか?



・・なんで、こんな大作にレビューしたんだろ、と今更ながら思ってます。
名作に間違いなし!ということで、9点をつけさせていただきます。
一読する価値はあると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-16 22:40:35] [修正:2012-01-16 22:40:35] [このレビューのURL]

傑作だと思います。今回だけは、内容で点数をつけていません。内容で決めてしまうのなら3点は免れないでしょうから・・・

ではなぜ、この作品は傑作といえるのか。これは、けっして「うわー。絵がきれー!」だとか、「ララちゃんかわいー」だとかそういうのだけではないからです。あくまで個人的な感想ですが。いくつか挙げてみます

1.少年ジャンプでこういう作品が始まった衝撃

数多あるジャンプの作品。その中で、知人にジャンプでラブコメといえば?と聞いてみたところ、約3分の2が「とらぶる」答えたほどのインパクトと問題を巻き起こした作品。ジャンプでこんなのやんのかと・・
とらぶるが始まった時は衝撃でしたね。いやぁ。あの時の感じといえば。内容はともかくほとんどのマンガでバトっているジャンプの中にオアシスを見つけたと思いました。しかもあの過激さ。たまりませんでした。(変態じゃないよ)電車で読んでんのが恥ずかしかった。そのくらいの衝撃作品でした。

2.内容がないことの利点

この漫画、ほかのレビューにあるように内容は薄いです。無いに等しいかもしれませんね。だから、0点だ1点だとかもわかりますが、少し着眼点を変えてみたいと思います。あくまでこの作品が連載していたのは少年ジャンプであり、ヤンジャンではないということです。皆さんがこの作品に期待していたのは、なんだったんですかね。どろっどろしたそういうのを望んでたんですかね。いやあ、どろどろした内容だったら他の雑誌読め!って感じですよね。そこはもう、少年マンガの領域じゃあないでしょう。

確かにそういう恋愛モノの方が面白いかもしれない。ですが、少年ジャンプである以上ターゲットは少年に向いているべきだと思います。子供にそんなドロドロした話読ませてどうする。何を少年に伝えたい?それだったらねえ、単純にエロい方が確実に少年の心をくすぐるでしょう?
そして、そのエロさを引き出したのがペラペラな話だったと思います。内容に目が向かないぶん絵に目が向く。
ペラペラな話が少年の心を一層つかんだのだと思います。

3.先生の異様なまでの加筆修正

ジャンプにのっていた時と、単行本を比べると・・・
あれ?こんなページなかったよな。だとか色々すごいです。
ここまでやっている人は見たことありません。

4.画力の高さ

文句なし。これがなければ、成り立ってません。

・・・とまあ、ざっとあげてみましたが、まだまだあると思います。

今まで十年以上ジャンプを読んできましたが、ここまで内容が紙だったマンガが3年も続いたのは見たことありません。たいてい16話くらいで消えてますから。そういうマンガは。やはりそれを引いても何か少年たちの心をグッとつかんだものがこの作品にあったということは否定できないと思います。この私がその一人であったように。

この漫画が8点の訳は、内容紙なのになんで当時の私はこんなに衝撃を受けていたの?と思い、冷静に考えてみたからです。うん、傑作だと思います。

一度読んでみてはいかがでしょう。衝撃なのは間違いないと思います。
少年限定だとは思いますが。
もっと過激な続編もやってますしww

最後に。えっちいのは少年紙でのロマンだと思います。



ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-15 22:39:07] [修正:2012-01-15 23:03:27] [このレビューのURL]

いまさら語る必要のない素晴らしき作品。
レビューを見るより本編を読んだ方がいいだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-13 23:53:52] [修正:2012-01-13 23:53:52] [このレビューのURL]

ジャンプSQは、少年漫画の部類じゃないんですね。ここだとww

面白いといえば確かに面白いです。そこら辺のバトルマンガなんかと比べたらかなり面白いといえるでしょう。
全部読んだときには、面白かったと思うんですけど、うーん。なんかが足りない気がしますね。
無難にまとまり過ぎなのかもしれませんね。あくまで個人的な感想ですけど。
スパイスが効いていないっていうか、特徴がつかみにくいっていうか・・・

難しいな・・・・この感想。

イメージとしては、すごく美味しいんだけど、でもなんか何かもう一つパンチが足りていない料理を食べている感じですかね。

読んだ後に、ここが凄かった、印象に残ったというシーンがなかったです。
もうひと工夫があってもいいと思いました。

ですが、ここまで王道中の王道を行く作品は最近めったになかったので、とても新鮮でした。

一つ言えることは、とても惜しい作品だということです。キャラはすごくいいのに生かし切れていない気がします。バトルシーンの迫力やストーリーにもう一工夫があれば、傑作と呼ばれることは間違いないと思います。
今後の展開に期待して、毎月四日を待ちたいと思います。

面白かったので6点で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-13 23:37:26] [修正:2012-01-13 23:37:26] [このレビューのURL]

5点 magico

一目見て、「ジャンプにこんな絵をかく人がいたなんて…!」と思いました。
こういう絵は大好きですよ!ファンタジーに向いていると思います。

4連弾での唯一の生き残り組なので応援したくなります。もうすぐ一周年だ!

とりあえず、センスが光る作品ですね。特に、ユーモアとか感動モノの方です。
シオンとかのやり取りはヒジョーにほほえましいです。
しかし、ジャンプに連載している宿命か、最近はバトルに特化してきていてヒジョーに残念。書きたいのは、バトルなんでしょうかね?ファンタジーな世界でのラブコメやギャグがジャンプには少ないだけに、そちらでやった方が面白くなるのではと個人的には思います。

あと、展開早っ!!プラリネ編はびっくりしました。序盤なんで仕方なかったかもしれませんが、もっとゆっくりでも・・・

最初の方で魔法の系統について触れていましたが、そのあとの展開にまったく絡んできてないのもちょっと気になります。一応こんな設定ですっていう説明だけのための回だったのかなあ・・・

ですが、作者のやる気だけはコミックスからもヒジョーに伝わってきます。
応援するぞ! カラー待ってます。

絵柄に6点、作者のやる気に5点、内容に5点、平均して・・・あっ、
5,33333333・・・だ。
四捨五入で5点評価です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-12 23:19:21] [修正:2012-01-12 23:19:21] [このレビューのURL]

最近始まったマンガですね。なにかとネット上では話題となって?いますね。


作者の発言は確かにびっくりしましたよ。個人的にめだかボックスは嫌いではありませんからね。
だからといってこの作品を一蹴するのはマンガを正しく楽しみ、評価することには、つながらないと考えます。
マンガは面白ければいい(どっかで聞いたセリフだな)は、楽しむのが目的であるならば絶対です。
作者がどんなことしたって、認められる作品は認められるんですよ。
現に認められている作品が同雑誌にはありますし。

だから、作品と、作者は別に考えてもらいたいですね。


さておき、感想は・・・

うん、なかなかだと思います。個人的に嫌いじゃないです。
剣道マンガだと、「バンブーブレード」がありますが、それよりもう少しシリアスになってるのかな。

設定自体は見たことあるようなないような。矛盾するとこがちらほらと。
ですが、ここまでだと、超次元スポーツマンガにはならなそうですね。

テンポの良い話の構成はとても魅力的で、ヒキもしっかりとあります。
先が気になります。

絵柄もいまどきっぽくて好み。
ただし、クロガネ君、あんまり魅力を感じません。キャラクターデザインの普通さが原因かなあ。特徴がメガネだけ・・・?

新人の作品としては、十分及第点に及ぶと思います。
ジャンプではカラーも結構ありますし、まだまだ先は読めそうで一安心です。

シドウ君やその他の先輩方がクロガネとどのように弱小チームを引っ張っていくのか。その展開次第でこの作品は伸びていくと思います。

期待を込めて5点とします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-10 22:25:57] [修正:2012-01-10 22:25:57] [このレビューのURL]

7点 SKET DANCE

少年ジャンプにたまに巻頭カラーになることを考えると、かなりの人気作品。
さあどうだとばかりに一気読みしました。

結果・・良作です。

銀魂と良く比べられるから似ているのかなと思っていましたが、また違う読み味でした。
銀魂は勢いで押してくる感じですが、こちらは、学園モノというだけあって、いくぶんか落ち着いてますね。作中でも基本は部室でしゃべり続けることだといってますしね。
下ネタとかも露骨になかったので、幅広い世代に受け入れられる作品だと感じました。

ストーリーでは、ギャグ系のマンガにあるように、確かに当たり外れの回がありますが、基本は面白いと思います。青春ど真ん中系の話も個人的には好きです。
ただ、作中に何度かある、主要キャラの過去話。これは、このみが別れると思います。キャラに思い入れがある人は正直面食らうようなところがあります。
あと、薬ネタは、うーん?どうなんだろ。


まあ、普段の話自体は受け入れやすいですね。


キャラも個性的で良かったです。多すぎて、「あれ?こいつ誰だっけ」とかもありましたが。初期のキャラは特にいいですね。

絵もうまいです。万人受けしそう。

総括してみますと、名作とはいかないでも、学園コメディの分類だったらかなり上位に入る作品だと感じました。
もし読んでみようか悩んでいるのなら、読んで、しまったと思うことはない作品です。 おススメです。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-09 22:26:35] [修正:2012-01-09 22:26:35] [このレビューのURL]

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