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総レビュー数: 3レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月20日

10点 レベルE

天才冨樫ののびのびSF?作品。

冨樫好きにはたまらない、彼独特のファンタジーだけどリアルで若干グロテスクな世界観で構成されている。幽☆遊☆白書後の連載なので、絵は安定してうまい!
一応オムニバス形式だが、話は全体としてつながっている。
とりあえず、冨樫好きにはたまらない。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 01:13:37] [修正:2016-02-20 01:16:32] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

いままで出会った少年漫画でスラムダンクと並んで一番の漫画。
背景設定と、画力、伏線-回収、作者のキャラがすごい。

少年ファンタジー漫画の王道でありながら、その背景、設定は、ほかのどの漫画よりも、しっかりとしている。連載するにつれ揺らいで例外がひょっこり出来たり、矛盾点が出てきたりすることがわりと普通なのに、H×Hは一切ない。たとえば念能力の設定は、登場時から明確に詳細まで定まっていた上に、この32巻現在まで全く矛盾したことがなかった。

画力の点でいうと、ゴンを見て決めつけてはいけない。プフ、王、ネテロ、その他サブの成人キャラ、本気のキルアなどをみれば、動的静的描写なんでもござれなのがよくわかる。はっきり言って本当にうまい。キャラデザインもセンスの塊である。魅力しか感じられない。

伏線も数えきれないほど出てきた。それも、伏線の質が高い。分かるわけねー!と言いたくなる無意味、思わせ振りな伏線が世の中の作品に多い中、H×Hではチロチロ出てくるヒントを繋ぎあわせると答えが分かることが多い!その反面、伏線が多すぎて回収し切れていないのも事実。笑

冨樫のキャラも凄い。休載が殆どなのにジャンプに連載枠を確保している信用の置かれ方、ほぼネームをジャンプに載せてしまう度胸、なのにプロットは天才的、の3点は押さえておくと良いかもしれない。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-20 01:02:06] [修正:2016-02-20 01:02:06] [このレビューのURL]

全体で少年時代、青年時代、コンクール編の構成。
何と言っても、少年時代の描写が素敵!心温まるだけでなく、子供独特の感性が躍動感をもってリアルに描かれている、し、画風もマッチしている。
ここまで違和感のない自然な描写は今まで読んだ他のどの漫画にも無かった。女性作者であるということも関係しているかもしれない。

青年時代、コンクール編は十分いいプロットだと感じたが、登場人物たちが十分大人であるにしては、葛藤、嫉妬などの重くるしいはずの感情が軽めに表現されてしまっているように見えた。もっと重い構成にしても良かった。

ただ、重く感じさせない点自体がこの漫画全体の魅力であるようにも思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 00:35:21] [修正:2016-02-20 00:35:21] [このレビューのURL]

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