「kitano」さんのページ

総レビュー数: 12レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年03月13日

一見ギャグ漫画としか思えない画が途端に緊張感のある画に変容する。
錯覚だろうがなんだろうが、この画に対してその手の感覚を覚えた時点で作者の思う壺。
福本入門として適切な一本。

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[投稿:2017-04-30 08:57:47] [修正:2017-04-30 10:15:32] [このレビューのURL]

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[投稿:2017-04-30 08:58:26] [修正:2017-04-30 08:58:26] [このレビューのURL]

表面だけ掬って形にしたようなハリボテ的キャラクター、他の漫画から拝借したような既視感ある台詞、落書き帳に書いてあるような幼稚なストーリーと、兎にも角にも萎える要素が多く、とりわけ序盤の苦痛は目に余るものがある。
終盤にかけての大コマを駆使した戦闘描写の臨場感は引き込まれるものがあると認めつつも、如何せん上記の不安要素を払拭するには及ばず。この手のトンデモB級漫画は大変好みなのだけれど、期待した分それほどとは思えず。

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[投稿:2017-04-30 08:50:20] [修正:2017-04-30 08:50:20] [このレビューのURL]

近未来の日本が舞台。SF漫画としての側面を保ちつつも、結末から鑑みてラブストーリーが根幹であることは明白。狂気と欲望に駆られた人物らをテンプレ化させることなく、独特の距離感を持って時に残酷に、時にユーモラスに、時に優しく、時に冷徹さを秘めて輪郭を浮かび上がらせてゆく。
過不足ない編集とここぞという場面の描写の上手さ、状況問わず飛び出すコメディ、如何なる題材でも、如何なる世界でも自身の作家的スタイルを崩さない徳弘正也の筆致の強さ。漫画はかくあるべきだと実感させる傑作。

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[投稿:2017-04-30 08:31:30] [修正:2017-04-30 08:34:52] [このレビューのURL]

序盤は面白い。後半はエロ漫画だけど、ノリで読めるレベル。オチとか気にせず、その場その場のシチュエーションやら露骨なキャラ造形やらを見てればそこそこ楽しめる。もう少しで愛すべきバカ漫画になったのになぁ、と。勿体無い。

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[投稿:2016-03-14 11:02:36] [修正:2016-03-14 11:02:36] [このレビューのURL]

少年漫画が少年漫画たる要素を、一つも欠かさずに詰め込んだザ・少年漫画。臆面もなく曝け出されたウェットな描写の数々。勢いと展開力で押し切る。

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[投稿:2016-03-14 10:56:09] [修正:2016-03-14 10:56:09] [このレビューのURL]

仕事が丁寧。所謂物語における枝葉にスポットを当てて、本来なら小噺として処理されるエピソードを本筋に持ってくる図々しさ。何もない、という弱点になりかねないものをドヤ顔で大胆に綴る根性を買う。雰囲気漫画などではない、細部に気を使った丁重な仕事ぶりといい、計算された話法と豊かなセンスを見る漫画。上手い。

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[投稿:2016-03-13 22:24:13] [修正:2016-03-13 22:24:13] [このレビューのURL]

何やかんやめちゃくちゃ面白い。とりわけ黄金時代編はえげつない。描写一つ一つの拘りと引き換えに、嘗ての勢いや迫力を失った作。まだ十分面白いが、画にフォーカスを当てて論じると、細かい描写の執念は凄まじいが、連載を経て動きを捉える力が衰えているように思う。画作りとカット割りの溝というか、宮川一夫を撮影に据え、岡本喜八のカット繋ぎにおけるテンポ感が振るわなかった映画「座頭市と用心棒」のような、そんな相性の悪さ・ちぐはぐ感を思い起こす。もう少し、動きに拠った画作りをした方が、本作の本質的な荒々しさと勢いがマッチするように思う。まあ何はともあれ、無事終結することを願う。

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[投稿:2016-03-13 21:07:32] [修正:2016-03-13 22:14:04] [このレビューのURL]

いつもの西森博之。面白くないわけがない。少し段取りめいた笑いを見ると、「今日から俺は!!」のような突発的な爆発力が懐かしく思う。「今日から俺は!!」後期のノリで終始突っ走る作。優しく、丸くなった西森博之。

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[投稿:2016-03-13 21:15:29] [修正:2016-03-13 21:18:24] [このレビューのURL]

9点 YAWARA!

名場面・名台詞の嵐。コマ割り、編集も既に熟練の域。細部における技巧を凝らした演出が冴えに冴えてる。キャラクターが活き活きしている。漫画はやっぱりキャラクター第一だなと。とりわけ少年漫画においては。本作は青年誌で連載された作だけれど、その構造において、王道を行くストーリーや最強の主人公、お決まりのあれこれやラブコメに帰結するプロットといい、紛れもなく立派な少年漫画だと断言できる。お決まりやお約束って、何やかんや堪らない。言うまでもなく本作は、運びが手際良く、演出も達者という、しっかりとした土台ありきで傑作たり得ている。構造に目を懲らせ。必読。

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[投稿:2016-03-13 20:27:07] [修正:2016-03-13 20:27:07] [このレビューのURL]

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