「トカレフ」さんのページ
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7点 プラネテス
主題は宇宙飛行士の群像劇で、実際に作者が宇宙に対して抱いている興味の強さや知識の深さが伺い知れる。
しかし真の主題はさらにその先にある、作者の持つ「愛」についての哲学だろう。
作品の性質を上手く活かしながら、自分の哲学を描く事に着地点を据えているところは、ある意味寄生獣にも通じていると思う。
話の連続性が薄く、主役もエピソード毎に異なり、テーマも壮大なため、割と読み方にはコツがいるが、大人も読める名作だと思う。
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[投稿:2016-09-21 11:13:00] [修正:2016-09-21 11:13:00] [このレビューのURL]
8点 シティーハンター
起承転結がしっかりしていて読みやすい。
ワンパターンではあるが、それでも飽きさせない普遍的な面白さがある。
個人的にはこの作品で一番スゴいと思ったところは、海原戦の導入エピソードでリョウが涙を流すシーン。
人の死や別れに泣くでも、自分の非力さを嘆いて泣くでも無いという、少年漫画のキャラの落涙場面としては極めて異質且つ奥が深い名場面となっている。
ジャンプ主人公でも五指に入るであろう強靱なメンタルのリョウが泣くに足る充分な動機と、演出が成されている。
そのシーンの直後のコマやセリフも神憑っていて、この数ページの件に、冴羽リョウのキャラクター性が凝縮されていると言えるだろう。
予定調和の中に確かなこだわりや変化球をぶっ込んでくるところが、この作品が最期まで飽きずに楽しめる一番の勝因だろう。
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[投稿:2016-09-21 10:12:03] [修正:2016-09-21 10:12:03] [このレビューのURL]
10点 BLEACH
1点か10点かで迷ったけど、敬愛の意を込めて10点!
ネット等では散々ネタにされている、所謂『オサレ』漫画の先駆だが、もう既に遥か地平で金字塔を打ち立ててしまっている偉大な漫画。
このセンスに追いつける作品は恐らく、今後のジャンプでは出てこないのではないだろうか。正に魂を揺るがすめいさくだった(人生には絶対影響しないが)!
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[投稿:2016-08-02 14:47:31] [修正:2016-08-02 14:47:31] [このレビューのURL]
6点 双亡亭壊すべし
いつも通りの藤田漫画であり、普通に面白い。
面白いんだけど、何故か是が非でも続きを読もうという気が起きない。
この作品は藤田節がこれでもかというほど突っ込まれてはいるが、逆にそういう藤田節を見せるために創られた漫画のように思えてしまい、正直あまり新鮮さを感じない。
多分、ストーリーが進めば魅力的な展開になってくるのだと思うが、現段階では個人的にはこのくらいの点数が相応だと思う。
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[投稿:2016-08-02 14:33:51] [修正:2016-08-02 14:33:51] [このレビューのURL]
3点 ドロヘドロ
煙が一旦退場してからはひたすら迷走し続けている印象。
刊行ペースが遅いのにテンポ悪いとか最悪である。
煙ファミリーが復活したので、序盤の面白さを取り戻してくれることに期待してはいるが、それでも最早手遅れだと思う。
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[投稿:2016-07-31 11:11:52] [修正:2016-08-02 14:22:01] [このレビューのURL]
歴代ジャンプ漫画でも割と異質な作品。
少年漫画的なバトル物路線でありながら、アメコミ風のテイストも内包しており、色々とスタイリッシュである。
また、史実を絡めながら、やたらと細部まで作り込んであるシナリオや、シリアスな展開が謎の説得力を醸し出していて笑える。
あと、技や設定などのハッタリのきかせ方も上手いと思う。
マニアックな要素も強いのに、これほど永く、幅広い層にウケ続けているのも解る名作である。
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[投稿:2016-08-02 14:03:00] [修正:2016-08-02 14:03:00] [このレビューのURL]
7点 冒険王ビィト
少年漫画の王道を突き詰めた作品。
80?90年代のジャンプ漫画の基本を体現しているが、ここまで徹底している漫画は稀だろう。
仲間仲間とやたら振りかざさなくても、もっと自然に絆を描くことは出来るし、シンプルな絵柄でもインパクトのあるシーンも演出できるということなどを見事に証明している点で、ある意味あの海賊漫画とは真逆の作品だと思う。
とりあえず連載復活したので、今度はちゃんとエンディングまで見せて欲しい。
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[投稿:2016-08-02 00:27:57] [修正:2016-08-02 00:27:57] [このレビューのURL]
5点 テラフォーマーズ
第1部は神。
2部以降は兎に角テンポが悪い。
各国の策謀とかも描写して、インテリジェンスな漫画にしたい感じが出ているが、正直アクションパートで上がりまくっている読者のテンションに水を差していると思う。
で、興がそがれて読むのをやめようと思ったら、また熱い展開が来て、結局やめられない。
でも多分、第3部はそれでも読者が離れてしまうんじゃないかと思う。
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[投稿:2016-07-25 08:40:30] [修正:2016-07-25 08:40:30] [このレビューのURL]
5点 PEACE MAKER
第1部は良かったが、第2部が今ひとつ。
特にG.O.Dでキワモノたちのバトルや、微妙な脇役のエピソードに尺を使いすぎている。
もっとホープとニコラの活躍が見たかった。
そして、相変わらずラスボスのキャラが終盤に急変する皆川作品のお約束は今作でも健在。ただ、コールについては背景が丁寧に描かれていたので(そのせいでテンポが悪くなっていた気もするが…)、他の皆川作品よりかは受け入れやすかったような気はする。
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[投稿:2016-07-25 08:30:49] [修正:2016-07-25 08:31:11] [このレビューのURL]
6点 HELLSING
アクション系雰囲気漫画の代表格。
序盤のモダンホラーな感じから、中盤のおどろおどろしい能力者バトル的な展開は最高だが、アンデルセンが釘を使ってからの消化試合感が酷い。
特にウォルター関連や大尉関連。
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[投稿:2016-07-25 08:22:29] [修正:2016-07-25 08:22:29] [このレビューのURL]