「シンザン」さんのページ

総レビュー数: 4レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年09月20日

5点 バキ

[ネタバレあり]

ギャグ漫画・・・?
と言いたくなるくらい滅茶苦茶な展開。グラップラー刃牙の頃のような現実と非現実のバランスのとれた格闘漫画ではなくなっています。

最凶死刑囚から放たれる圧倒的な期待感はただの期待感のまま終わり、いつの間にか存在すら無かったことにされます。
大雷台賽編でトーナメント復活、範馬勇次郎とオリバ、郭海皇参戦という事で読者を期待させたのもつかの間、中国拳法ネタもいまいちな上に途中から団体戦に切り替わり、主人公が一度も強者と戦うこと無く解散。
そして強いのかどうかよく分からないボクサーと、同じく強いのかどうかよく分からない影の薄い主人公・範馬刃牙が戦い、勝利する事で作中最強の父勇次郎と同じ舞台に立ったことになって終わる。

ひとつ気になった点が、主人公の成長よりも、主人公の最大の目標である勇次郎の神格化の方に勢いがあって、主人公が勇次郎が勝てるビジョンが全く浮かばない事。普通の漫画とは逆の流れでどうやって整合性を持った勝ち方ができるのか?これが新シリーズの大きな課題でしょうし、シリーズ全体、特にこの「バキ」以降の最終的な評価に繋がるかと思います。

単行本一冊当たり5分程度で読め、一気に読むと結構面白いが、無駄な展開が多すぎる印象でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-06-05 02:07:17] [修正:2008-07-05 05:50:56] [このレビューのURL]

最初の設定は良かったが、伏線を上手く消化するまでアイデアを練りこまなかった結果、物語途中で漂流したまま終わった作品。
ともだちの正体や70年代のノスタルジックさや現代のリアリティに期待してたのに、途中から全く整合性の無いただのファンタジーに変わってしまったのがあまりにも残念でした。後半は作者の抜群の表現力が、逆に可笑しくなってしまうほど。なんでこんな訳分からん世界を作中の住人はマジマジと受け入れているのか。
惜しいなぁ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-20 16:15:51] [修正:2007-09-20 16:15:51] [このレビューのURL]

絵やデザインが抜群に上手いです。
また、登場するキャラクター達も個性があります。
大人なら童心に帰ったつもりで読むと面白いでしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-20 15:56:43] [修正:2007-09-20 15:56:43] [このレビューのURL]

これぞ少年漫画!

熱血・根性・友情等、少年漫画に必要な要素が全て詰まってるといえる作品。
話のテンポも良く、伏線の消化やエピソードの挿入も上手い。
絵は癖が強く独特なのですが、逆にそれを上手く活かして妖怪のおどろおどろしさを表現できているので気になりません。
また、この漫画にかける作者の情熱や人間味が読者にも伝わってくる珍しい作品でもあります。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-09-20 15:25:00] [修正:2007-09-20 15:27:59] [このレビューのURL]