「MAGES」さんのページ

アニメの冒頭とかでたまに「俺は高校生探偵工藤新一!ある日謎の男達に薬を飲まされ体が縮んで云々」みたいなナレーションが入りますが、この語りに数話分プラスした程度しか10数年に渡る連載においてストーリーの本筋が進んでいないから泣ける。実際売れてるし人気もありますが、果たしてそれは面白いからなんでしょうかね。少なくとも作品初期の頃の読者と現在のファンが感じている面白さは全く異質なものだと思うのですが。

一部の強烈なファンを除いた読者はコナンが動いているから面白いわけじゃないんですよ。コナンが謎に直面して、徐々に明らかになっていく伏線だったり、容疑者を相手とっての頭脳戦だったり、あるいは犯人に命を狙われての直接対決だったり。そういうのがあるからこそ作品として面白いんじゃないの?そういった魅力的な要素が少なくなってきて段々クオリティの下がっていくエピソードをコナン君が淡々と片付けていくだけでは、読み手は何を楽しめば良いのかがさっぱりわからない。

一応さ、黒の組織を追い詰めて元の姿に戻るっていう最終目標がいっちばん初期の段階から設定されてるんだし、幾らなんでももう少しペースを上げても良いんじゃないかな。
あぁ、そんな話だったね。でももうとっくに興味無いからどうでもいいよ。ってなる前に。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-24 13:27:41] [修正:2009-07-24 13:27:41]