「cody」さんのページ

賛否両論ですが、僕はちせとしゅうじに感情移入できるかどうかがすべてだと思います。
なににリアリティを求めるのかはそれぞれ違うと思います。戦争の描写にリアリティがないとか、なによりも最終兵器にリアリティがないとかいう意見もあると思います。
でもこの漫画の本質はそこじゃないのではないでしょうか。極限状態での二人がどのような想いを持つのかに作者はリアリティを置いているのじゃないかと感じます。

ドジでのろまで謝ってばかりのちせは現実にはありえないようなキャラクターですが、僕はそんなちせが好きです。
最初はあり得ない設定につっこみをいれたり二人の想いに否定的な感情も出てきました。ふゆみやテツの存在も不愉快でした。
「おいおいそれでいいのかよ」って思ってみたり。でもそんなふうに二人を心配している自分がいて、「あぁこの作品にのめり込んでいる」自分がいました。

つまりそういうことなんだと思います。設定につっこもうとおもったらどこまででもつっこめる穴だらけの漫画かもしれません。でもちせが好きでしゅうじがうっとうしくてあけみがかわいくて、その関係に何か思うところがあればそれでそれでいいんじゃないでしょうか。
それじゃあ納得できないと言う人にはあまりオススメできないと思います。

最後にテツ、俺のちせに手を出すんじゃねぇ!

長文失礼しました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-05 06:50:07] [修正:2010-10-05 06:50:07]