「とろっち」さんのページ

大人になった自分が読み返してみると、いかにもパターン化した典型的な感動話が多いな、などと
穿った見方をしてしまい、当時の感動を味わえないのが悲しいですが、
小学生の頃にこういう作品を読めたのは自分の財産だと思っています。

とんちんかんと並行して連載していたためか、途中からギャグ要素が強くなっていき、
シリアスさがあまり感じられなくなってしまうのが残念なところです。

今でも評価できるのは、死の場面で逃げずに、ちゃんと描写していること。
また、生と死の重さについて曖昧にせず、きっちり示していること。

「ちょっと一休み」ぐらいの感覚で簡単にキャラが死んでしまう作品は多いですが、
こういう作品ももっと増えていってほしいです。

ちょこちょこ背景で出演している抜作や天地くんを見つけるのが楽しかったりします。

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[投稿:2010-02-02 21:35:34] [修正:2010-02-02 21:35:34]