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妖怪が見える事を隠している少年・夏目貴志が、祖母が遺した妖怪達との契約書「友人帳」を巡って様々な交流をしてく話。
アニメ化から非常に評判が良い話を聞いたので購入してみましたが、思った以上の衝撃は今のところありません。

少女マンガらしいタッチで描かれる妖怪達の和風な雰囲気は良いと思いますが、絵柄もストーリーも淡々としすぎていて、抑揚に欠ける印象。
基本的なテンションはどんな場面でも変えずに進行するのでニャンコ先生との笑える絡みもあまりぐっときません。

後一番読んでいて気になるのは、毎回新章になる度に書かれる「小さい時から時々変なものをみた―」等からはじまる夏目の過去のあらすじ。序々に短くはなってきていますが9巻も続いて未だにそういう解説をつけられると流石に「もういいよ」ってなります。そういう構成なので仕方ないのでしょうけど、気になります。

とはいえ絵柄も世界観も独特なモノが作り上げられていて、悪い作品とは思っていません。
夏目が妖怪に名前を返す為に「しゅるっ」とやるシーンは毎回綺麗。(そういえば最近やってないなぁ・・)

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[投稿:2010-03-23 00:28:26] [修正:2010-03-23 00:28:26]

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