「ITSUKI」さんのページ

エンターブレイン版を読了。

ナルミさんのぬいぐるみ・ドミノの視点から、彼女の独り暮らしの様子を描いています。

この作品の面白い点は視点はあくまでドミノという部屋にいるぬいぐるみなので、ナルミさんが外出している間に彼女が何をしていたか把握しきれないところです。
それなのに、家に帰って一人になったナルミさんは当然「素」が出るので表情や雰囲気から心情の変化が読み取れるのです。

ドミノはぬいぐるみの身なので当然ナルミさんにはどんな言葉も届きません。
ナルミさんが笑ったり、悩んだりしていたいつの時もそばで見守っていました。
しかし、ドミノの知らぬ所で少しづつナルミさんは変化していきます。。

あぁもうストーリーのほとんどのネタバレになってしまいました(汗
最後はなんとも切ない気持になりました。

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[投稿:2010-10-19 00:19:54] [修正:2010-10-19 00:19:54]

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