「朔太」さんのページ

15年前に25巻くらいまで読んで、続きを読みたいと思いつつ
最近まで読む機会なく放置していました。
縁あって今年最後まで読了したという20年越しに完読した作品ですが、
強く記憶に残るインパクトがあります。

将棋を題材にしていますが、棋譜などが明示されておらず、
むしろ孤独に戦う棋士たちの狂気の世界がテーマになっています。
したがって題材は囲碁でもテニスでも何でもよろしいわけで、
その意味では曽田正人の描く世界と共通しています。

能條純一はリアルな描画が特徴ですので、一層狂気がリアルに冴えていますね。
最大の魅力だと思います。

最終話前と最終話は、上手くシナリオを収束してくれたなと感動しました。
勝負師の傍らには絶対に信頼してくれる女性の存在は必須ですね。
人生かくあるべしと思わせてくれました。

名作だと思います。


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[投稿:2017-04-05 19:33:02] [修正:2017-04-05 19:35:25]

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