「朔太」さんのページ

タイトルから感じる期待とはやや異なる展開から始まります。
しかし、閉ざされた村で継承される超能力集団の悲哀が主
題とすると、1巻から12巻最終巻まで踏襲されていて、
途中いい加減飽きてくる感じです。

超能力をベースにしている以上、その力を世界征服や
人類滅亡、宇宙戦争くらいのスケールで展開することも
可能なのに、ここでは村人同士の小競り合いで命を懸けた
戦いをしています。

その原因は、過去の確執。
何故そこまでするのかと問われて、分からないと
答える動機の希薄ぶりです。

登場するドォルズ(作中1度もこの言葉は使われていない)達は
個性的で可愛らしく、いい感じですが、何とも世界感の
規模の小ささだけがどうにも気に入りませんでした。


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[投稿:2018-03-12 17:59:47] [修正:2018-03-12 17:59:47]

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