「朔太」さんのページ

カクテルや酒の薀蓄が際立っているので、そちらに目が
奪われますが、本質的にはヒューマンドラマなんですね。
訳アリ、人生に疲れたお客が来るバーで、細やかな
観察眼で癒しの空間を提供するのがバーテンダー。
佐々倉溜が作る神のグラスは、いわば病んだお客さんへの
薬剤レシピなんです。
みんな傷を癒して帰っていく。

プロのバーテンダーは確かにパーフェクトな匂いが恰好良いですよね。
読後は毎号、酒を飲みたくなりますね。
めったに行かないバーにも行きたくなります。

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[投稿:2018-06-26 19:47:34] [修正:2018-06-26 19:47:34]

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