「朔太」さんのページ

人間以外のDNAを持った人間が劣った人種として現れる。
時間の経過とともに、症状が進行すれば法律により、
人外種として扱われ、人権を失う。
その境界で人々が苦悩するお話です。

遺伝子研究が進んだ現代だからこそ生まれる新しい分野の
哲学って感じです。
タブーなのかもしれないけれど、誤解を恐れずに言えば、
現代社会における障がい者に置き換えて、人間社会を
俯瞰する手引書なのかもしれません。

作者は、お医者さんだそうです。
医学知識のベースがあるので、リアルな近未来の想像ができたのでしょうか。

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[投稿:2023-03-17 08:29:45] [修正:2023-03-17 08:29:45]

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