「かずー」さんのページ

 
「このマンガがすごい!」 2011年 オトコ編 第1位。 
「第4回マンガ大賞」 第7位。 

この素晴らしい実績に伴わないレビュー評価の低さに対し、逆に興味を
そそられてしまい、現状発行されている全4巻を読んでみました。

いや~、面白いマンガですね。
ドキドキワクワク、続きが気になって仕方ありません。
何故に低評価なのか、私には理解できないほど面白いです。

確かに画は下手です。
ですが徐々に上手くなっていってますし、嫌悪感のある画風ではない。
十分読むに耐えうる画だと思います。

ただ気になる点が・・・

このマンガの大きな目標は、巨人を倒し人間の自由を勝ち取る、また
領土(地球)を巨人から取り戻すことにあると理解します。

それを前提に張られた伏線・疑問は4巻時点で 「整理」 されてきました。

・そもそも巨人とは何者か?どこから来たのか?
・壁を破る超大型巨人は何なのか?何故消えるのか?
・鎖の巨人とは何者か?
・エレンの右腕はどうなったのか?何故に巨人化するのか?
・エレンの父が施した注射は何か?地下室は何か?

こんなところでしょうか?

上記伏線を解決していくという過程があって、最終目的である巨人を角逐
していくこと、もしくは人類が敗北することが、この物語の終焉という
のであれば、このマンガは10巻+α で上手に展開すべきだと考えます。

ただ 「奇行種」 の存在がどうも気になる。

数々の賞を受賞し話題性は十分、4巻時点で400万部突破というドル箱に
成長してしまったマンガだけに、いろんな 「奇行種」 を登場させてバトル
を中心とした 「間延び」 展開をさせる可能性は十分にありそう。

「彼岸花」 のように商業主義に犯された クソ漫画に成り下がる危険性、
可能性は、十分に残された作品と言えるでしょう。

そう言う意味ではこの 9点という評価は、最終的に急落するかもしれません。
下手すると4点以下の クソ評価になるかもしれません。

ただただ現時点では、面白いという評価と期待を込めて 9点。

頑張って欲しいです。
 

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[投稿:2011-07-21 18:32:13] [修正:2011-07-21 18:33:12]