「臼井健士」さんのページ

矢沢あいの出世作とも言える本作だが、この頃からもう独自の世界をちゃんと確立していたのだと判る。

とにかく彼女の絵は他の「りぼん」連載作家たちとはまるで違った。
喩えて言うなら「ジャンプ」でいうところの荒木先生の「ジョジョ」のようなものだと思う。
スタイリッシュとでもいうか、美術的とでもいうか、「アート」(芸術)の類と言ったほうが適当かもしれない。
そんな作風だから後年「りぼん」が陥る雑誌自体の幼稚化にも染まることはなかった。
「染まりようもない」絵柄であり作風だった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-09-12 20:35:50] [修正:2010-09-12 20:35:50]