「臼井健士」さんのページ

料理系漫画の中でも変わった切り口。人生を終える直前の偉人たちがタイムスリップして現代日本のレストランに来るというもの。
基本は1話完結で、「テルマエ・ロマエ」がお風呂漫画とするなら、これはグルメ漫画というところ。

そういう意味では、テルマエ・ロマエが唯一無二の「風呂漫画」という時点でインパクトがあったのに対して、
こちらはグルメ漫画というジャンルでは変化球で、しかも食のウンチクを前面に押し出すような展開ではないため、
むしろ毎回のゲスト登場の世界各国の偉人たちの個性で成り立っている作品。

ヒトラー、織田信長、安徳天皇、土方歳三、坂本龍馬と全く統一性のない毎回のゲストの面々。
主人公が怠け者で悲観的な考え方の持ち主のため、彼を取り巻く女性陣の明るさも重要な要素か。
ゲストの偉人たちはいくらでもいるのでネタには困らなさそうだが、長期ヒットできるのかは微妙だと思います。
イマイチ「起爆性に乏しい作品」というのが総評。化ける可能性も現状では低い・・・・。

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[投稿:2013-07-21 12:28:49] [修正:2022-05-10 10:26:27]