「即身仏」さんのページ

当時の週刊少年ジャンプを引っ張ったと言っても過言では無い作品の一つ。

原哲夫のキャラクターの動かし方もさることながら、色々な所でも触れられている様にラオウ編までは本当に素晴らしかった。それは多分、(後付けとは言え)ラオウやトキ等の登場人物の肉付けがしっかりされていたおかげであり、その甲斐あって非常に読み応えのある内容になっていました。

ただ惜しむらしくは、それ以降のお話はラオウ編と比較してもそう言った設定の肉付けが足りず、ラオウ編までを比較して物足りなく見えてしまうのは非常に惜しい。それと、これは時代の違いとも言えるかもしれないが、再起不能級の負傷をしてもその影響が感じられない様な描写があるのも残念な点。悪く言えば勢いが全面に出過ぎの印象。
そういったマイナス点は感じられるものの、読み始めたら一気に読んでしまう。そんな魅力のあった作品なのは事実だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-14 20:21:28] [修正:2011-08-14 20:21:28]