「森エンテス」さんのページ

何度かレビューをしようとして、書いては消してを繰り返し諦めてきた作品。

まず、漫画読者が現在、様々な表現の作品を読むことが出来るのは、永井豪という天才がエロにしろ、バイオレンスにしろ先人達の良識・良心から生まれた境界を壊し続けたからである。

そして、この『デビルマン』という作品もまた、境界を壊した作品です。

現在の少年漫画ではありえない表現があり、当時のマガジン編集部の英断には頭が下がります。

内容的にも、読者である少年達の人生を変えてしまうほどのインパクトを持っており、その内容は21世紀に入った今読んでも鳥肌が立つほどの威力を持っています。

僕がこの作品を読んだ時には既に高校を卒業した後でした。
もしも小中高生の頃に読んでいたら・・・・と思うと、怖いものがあります。

これは漫画界が生んだ『聖書』の一つです。
そして、ここから幾つもの宗派が生まれて翻訳されていったのです。

「不朽の名作」・・・この作品の為にある言葉です。

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[投稿:2011-02-23 21:37:01] [修正:2011-02-23 21:37:01]