「gundam22v」さんのページ

「荒野に獣慟哭す」がとても良かったので、同作者作として興味を抱き読みました。この頃から画力は目を見張るものがあり(これだけ描き込んでるのに分かりやすいアクション)、「荒野に」よりもキャラも話も分かりやすく、ややギャップがあるギャグにしてもRPG世界観ということもあってバランス良く溶け込んでいます。原作がカードゲームですが予備知識は特に必要ないのではと感じました。

導入、盛りあがり、収束と構成がしっかりしており、6巻で密度の高い一冒険物語として完成しています。雰囲気的には、「GS美神」や「スレイヤーズ」のような今だとかえって新鮮に感じる懐かしさがありました。示唆されている主人公カッシェの他冒険を見たかった気持ちはありますが、ここで畳んだから勢いや質を維持出来たところはあったかもしれないので難しいところですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-11-29 23:22:23] [修正:2017-11-29 23:22:23]

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