「こみっくは」さんのページ

よつばというフィルターを通して、
『毎日って、感じ方によってこんなにも素敵なもので溢れていたんだなぁ』と教えてくれる作品。

ストーリー展開やひねった設定などは、何もありません。
よつばをとりまく日常にどっぷりつかるだけで、大きな満足感を感じられるのが、この漫画のすごいところ。

この漫画に出てくる大人達の空気感がまた、良いです。

ちょっとした伏線があり、それが次の日常へと繋がっていたりします。

スクリーントーンをほぼ使わずに、とても丁寧に書き込まれた背景が味を出しています。

読んでいてこんなにやさしい気持ちになるものも少ないと思う。

大人なら、ちょっと切ないような不思議な気持ちになる人も多いんじゃないかと思います。

10巻の帯のフレーズ『毎日という宝箱を、今日もあける。』という表現は、この漫画を表すのにぴったりだと思いました。

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[投稿:2010-12-27 21:06:16] [修正:2011-01-08 00:14:26]