「blackbird」さんのページ

幕末漫画は数あれど、中でもこの吉村という一人に焦点を絞っての
描き方は初めてで新鮮。

新選組がどういう集まりだったのか、
「尊王攘夷」がどんなものだったのか、
当時の下級武士達の、将来の希望のなさとやるせなさ。
武士なのか、武士とは言えないのか、自分がよくわからないまま
幼馴染に腹切りを迫られる割り切れない思い。

それがながやす氏の緻密な画力で、ものすごい迫力で伝わってくる。
巧い、巧すぎる。

第二部からは息子や妻の話も加わり、さらに涙無くしては
読めなくなりますね。

原作がしっかりしているので、終わり方も期待しています。

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[投稿:2011-09-18 18:34:49] [修正:2011-09-18 18:34:49]