「やじウマ」さんのページ

子どもの頃はただのゆるいギャグマンガくらいに思っていて爆笑をすることは無かったが、読んでいる間になんだか不思議な安心感を憶えるので定期的にコミックスを買っていた。

今読むと作者の日常を切り取る視点や人の観察眼が、実にユーモラスで作者独自の物があるなと思う。
だから表面上はSDガンダムもののマンガであるはずなのに妙な普遍性があってガンダムに興味のない人にも人気があったし、自分も2・3年くらいの周期で妙に読み返してしまう時がある。
なんというかとても「成熟」したマンガだなと思う。
児童誌のギャグマンガというと奇抜で下品であることが求められるはずの中、こういうマンガを描いて10年間もの間支持され続けてきたというのはひとえに作者の力量のなせる技だと思う。

一応はタイアップ作品であったが、本質的な部分ではオリジナル作品と等しいものになっていたと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-21 18:09:44] [修正:2016-09-28 15:15:58]