「やじウマ」さんのページ

簡単に言うと手塚治虫版「猿の惑星」。猿が鳥ですが。
手塚作品の中でもマイナー中のマイナーですが、自分はもっといろんな人が読んでもいいんじゃないかと思う。
鳥社会の設定がよくできている。食虫族と食肉族の対立や新市長の決め方、他、作中のあるキャラの提唱する鳥が人間に代わり地球をおさめるべき理由、というのが面白い。妙な説得力がある。
手塚治虫という人は「説明」の能力に長けている人だったんだなと改めて思う。

SF作品としてはかなりよくできている、と自分は思う。

でも結構好きな作品なんだよなぁ。実質的に手塚作品にハマったのはこれのせいだし。もっといろんな人読んでくれないかな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-10 15:54:04] [修正:2016-09-25 21:21:18]