「フィロ」さんのページ
9点 ベルサイユのばら
背景は史実を元にして書いてあり、そこにフィクションの登場人物を織り混ぜて描いてあります。
歴史をよく勉強してあるなと思いました。
宮廷の華やかさで乙女心をゆさぶり、市民の苦悩に感涙させられます。
オスカルやアンドレを初めとするキャラクターは、その意思や感情にリアリティーがあり、引き込まれました。
気高く、品があって応援したくなるような人物造形です。
少女漫画は恋愛だけを描いたものが多いですが、この時代の漫画はスペクタクルロマン寄りが幾つもありますね。
心に残る漫画でした。
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[投稿:2019-01-01 22:44:21] [修正:2019-01-01 22:44:21]