「p-mcgoohan」さんのページ

中学時代ともあれば、
特定の異性と親しくするとからかわれてしまう派と、
堂々と好きであることを公言できる派に分かれると思いますが、
これは主人公男子が前者寄り、ヒロイン女子が後者寄りですね。

正直、ヒロインの高木さんがなぜこうまでからかうことに終始するのかは謎です。好意の裏返しであるにしても、会って話す度にからかうことを考えているのは異常なくらいです。
と言っても、ほんの少しのイタズラに過ぎないので充分可愛いものですが。

逆に、主人公男子の心理は抜群にリアルです。
この娘は俺のことを好きなんだろうか、以上に俺はこの娘が好きなんだろうか?という問いに対し、答えが出せないところがそうです。

自分がその娘が好きだとしても、相手が自分を好きでいてくれているかという確信がない限り、その答えを出すことはできないのです。

そういう青春時代の甘酸っぱい思い出を思い起こさせるような、読んでてニヤニヤしてしまう作品です。

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[投稿:2018-02-11 15:08:50] [修正:2018-02-11 15:08:50]