「赤い車の男」さんのページ

4コマ漫画なのに2ページで1エピソードになっているものがあったりするのが新鮮でした。
いがらしみきお『BUGがでる』『ぼのぼの』にも似た間の使い方がとてもいいです。
個性的なキャラクターにも味があります。『あずまんが』以降の萌え系漫画には「智ノリ」「ちよもどき」「大阪くずれ」「ゆかり先生似」などのキャラクターが溢れかえる結果となりましたね。
それらと比べればわかりますが、あずまきよひこのキャラクターセンスはずば抜けています。
見た目や性格を変にひねったりせずに、喋り方やテンポにそれぞれ別の個性をもたせることに成功している。
そんなバラバラの個性が『あずまんが大王』独特のグルーヴを生んでいるのでしょう。(この場合もちろん『あずまきよひこ』でも可)

シンプルで表現力のある絵など、4コマ漫画にとって大事なものをほとんど持っている作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-21 09:09:39] [修正:2006-12-21 09:09:39]

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