「まれら」さんのページ

モラトリアム期ならではの葛藤や蹉跌が存在するのは認めるが、それをいくら丹念に描写したところで何も生み出すことはできない。若いというにはあまりにも浅薄なエピソードとひたすら後ろ向きな登場人物像は確かに他の漫画と比較して一風変わっているが、私が漫画に求めているものとは異なる。
作中人物に共感できる人にとっては、傷を舐め合うような感傷にひたれるのかも知れないが、私は軽い嫌悪感以外には何も感じなかった。
好きな人には申し訳ないのだが、4点程度の評価にさせていただく。

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[投稿:2007-12-04 23:06:02] [修正:2007-12-04 23:06:02]